はじめに

定期預金を利用する際の注意点

さて、いろいろな金融機関のキャンペーンを見て、ここに預けたいなと思う候補は見つかりましたか。実際に預けるとなると、口座を開かなければなりません。フィナンシャルプランナーの坂本綾子さん(CFP)に注意点を聞いてみました。

最も注意しなければならないのは、満期が来てお金を引き出す時。「金利がつくと、金額が端数になりますが、その端数の額まで引き出せるATMは限られています。コンビニなどは千円単位からしか下ろせないこところが多いので、ゆうちょ銀行や大手銀行と提携していて、そのATMから引き出せるのかどうか、手数料がどのくらいかかるのか、をチェックして下さい」。

10万円を0.33%の金利で1年預けて、税引き後の金利が262円ついたとしても、引き出す手数料が216円だとすると、せっかくの高金利の意味がなくなってしまうことにもなりかねません。お金を引き出す時のことまでしっかり考えて選べるといいですね。

最近の定期預金は、1万円など、かつての定期預金に比べ少額から預けられるため、預けたこと自体を忘れがち。「定期預金の満期は1年であることが多いので、絶対に忘れないことが大切です」と坂本さんは言います。

また、もし、満期が来て、次回は利用しない予定なら、「その口座はすぐに解約した方が良い」とのこと。休眠口座といって、使わないまま放置していても、残高が少額だと金融機関から連絡が来ることはなく、そのままになってしまうのです。

アドバイスを参考にしながら、自分に合った金融機関で夏のお得な金利のメリットを享受して下さい。

この記事の感想を教えてください。