はじめに
10月末から11月中旬までは決算発表シーズンなんですが、11月8日には世界が注目するアメリカの大統領選挙がありました。本来なら決算を睨む動きになるところですが、予想外のトランプ氏の健闘を見越してか、市場はすでに不安定になっています。
結果次第で、市場は全然違う景色になるでしょうが、そんな時こそ好業績銘柄を拾うチャンスです。100年に一度と言われたリーマンショックの暴落でも、その後の業績次第でリーマン前の高値を上回る銘柄はたくさんあります。
業績が良ければ株価は再び上昇していく。なので、今回は数少ない業績好調な事業である「M&Aの仲介事業」を取り上げます。業績も、そして株価も好調ないわゆる「M&A関連銘柄」を3社厳選しましたのでどうぞご覧あれ。
“事業承継”M&Aマーケットのポテンシャル
M&Aの仲介業務とは、会社を買いたい「買収希望企業」と、会社を売りたい「譲渡希望企業」をマッチングさせ、成功報酬などで収益を得る事業です。経営者の高齢化により事業承継本題が深刻化しており、さらに、業界再編への機運が高まっていることから、その市場は高成長が見込めると言います。
※出典:「ストライク」決算説明資料より
※出典:「日本M&Aセンター」決算説明資料より
上の資料の「日本M&Aセンター(証券コード2127)」は、中小企業のM&A仲介実績No.1で年間200社程度ですが、そのターゲットとなる企業は12万社もあるとしています。すでに年間売り上げは150億円もあるんですが、その潜在的な成長性は計り知れません。
論より証拠、M&A仲介業務を主とする関連銘柄の業績と株価を見てみましょう。