はじめに

金利引き下げ交渉のメリット

金利引き下げ交渉をオススメするのには、理由があります。まず、前述の借り換えコストがかかりません。代わりに金利条件変更による手数料がかかりますが、筆者の場合は32,400円で済みました。

また、個人的に重要視したことは、借り換えにかかる手続きが不要になったことです。手続きは大体の場合、平日の昼間に行うので、会社員である夫にとっては負担が大きいものと考えました。金利引き下げの場合には、一度だけ銀行に足を運ぶことで済みました。

交渉を成功させるコツ

いざ、銀行との交渉に臨むときに、筆者が金利引き下げ交渉に成功した手順を参考までにお伝えします。

ステップ1 借り換え先の銀行での仮審査をパスしておく

まずは、借り換えを検討している銀行に仮審査を申し込み、仮審査パスのエビデンスを用意しておきましょう。

審査には1−2週間かかることもあるので、思い立ったら早めに行動しましょう。

ステップ2 銀行への交渉

他行への借り換えを検討している旨を伝え、金利交渉に臨みます。

その際に、他行からの仮審査パスの通知を持って臨むことで、交渉を有利に進められる確率が高まります。

ステップ3 金利引き下げ交渉のコツ

最後に、引き下げ交渉はスマートに行うことです。

例えば、「借り換えを検討しているが、借り換え先の銀行より有利な条件で金利引き下げを検討してもらえれば、今後も貴行でローンを借り続けたい。だから借り換えを行う前に相談に来た」という旨を伝えることです。

筆者の場合は、具体的な金利は示さずに銀行からの回答を待ちました。その際、借り換えコストを含めた総支払額でのメリットを譲れないラインと決めていました。

結果として、借り換えコストを含めた総返済額から逆算した引き下げ金利が提示され、同銀行内での金利引き下げを選択しました。

借り換えのタイミングは?

以上、住宅ローンの金利引き下げ交渉について、筆者の体験を元にお伝えしてきました。

借り換えにかかる提出書類などを揃えるのに少し手間はかかりましたが、金利引き下げの交渉が流れても借り換えをすることになるので、無駄なことではありません。

なお、借り換えの成功率を高めるには、3月や9月など銀行の決算期や金利優遇キャンペーンの時期にトライするのも作戦の一つとして覚えておきましょう。

この記事の感想を教えてください。