個人型年金加入申出書の記入は必須

iDeCoの加入手続きにおいて、上記の(2)「申込書類に記入し、返送する」のステップでつまずく方が多いようです。ここで押さえておきたいポイントについて解説しましょう。

まず、iDeCoを申し込むすべての方は、「個人型年金加入申出書」 の記入・提出が必要です。自営業者の方や専業主婦(夫)の方は、この個人型年金加入申出書のみ記入・提出すればOKです。

個人型年金加入申出書には、氏名・生年月日・住所・電話番号のほか、基礎年金番号、掛金の納付方法、掛金額、掛金の引き落とし口座情報など必要事項を記入の上、押印します。

会社員・公務員は勤務先の協力が必要

ただし、会社員・公務員の方の場合、この個人型年金加入申出書のほかにもう1種類、「事業主の証明書」という書類の記入・提出も必要になります。

書類の正式名称は、会社員の場合は 「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」 、公務員(共済組合員)の場合は 「第2号加入者に係る事業主の証明書(共済組合員用)」 というのですが、じつはこちらの書類、勤務先にも記入と押印をしてもらう必要があるのです。

この書類が届いたら、勤務先の担当部署(総務・人事など)に提出して、記入・押印を依頼しましょう。勤務先の担当者がスムーズに手続きを進められるよう、iDeCoに関する必要な知識・情報を伝えておくのもよいでしょう。

<記入・提出が必要なiDeCoの申込書類>

自営業者・専業主婦(夫)の場合・個人型年金加入申出書
会社員の場合・個人型年金加入申出書
・事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書
公務員の場合・個人型年金加入申出書
・第2号加入者に係る事業主の証明書(共産組合員用)

申込日によってスケジュールが異なる

iDeCoの運用がどのようなスケジュールでスタートするのか、前もって調べてしておくのも大事なことです。詳しくスケジュールを知りたい場合は「iDeCo(イデコ)ナビ」の「手続きの流れ」でチェックしておくとよいでしょう。iDeCoの申し込みをした日によって、初回の掛金の引き落とし日や、iDeCoの運用がスタートする月が異なりますので注意が必要です。

審査を待っている間は資産運用の勉強を!

申し込みから口座開設が完了するまでは、国民年金基金連合会の審査などもあり、1~2カ月ほどとかなりの時間がかかります。

その間、何もしないのはもったいないことです。「どんな運用商品を選ぼうか?」「どんな方針で運用を行おうか?」と、金融機関のWEBサイトなどをチェックしながら、資産運用の勉強をしておくとよいでしょう。

「iDeCoナビ」の「取扱金融機関比較」では、申し込んだ金融機関にはどんな運用商品があるのか、確認できます。各商品の種類や投資対象、過去5年間の積立リターンなどが一覧になっているので、チェックしやすいですよ。ご参考までに、「SBI証券」「楽天証券」のページをリンクしておきましたので、今後のiDeCo運用にお役立てください。

【第1回】そもそも「iDeCo」って何?老後のためにできること
【第2回】iDeCoに加入すると得をする「3つの節税シーン」
【第3回】自分にぴったりのiDeCo金融機関を選ぶ3つのポイント