はじめに

通信費の平均支出

通信費も光熱費同様にファミリー世帯ではシングル世帯の倍近く。ファミリーでは1.5万~1.7万円という状況ですが、シングルでは7~8千円というのが相場。

ひとくちに通信費と言ってもその内訳はやはり「移動電話通信料」が大部分を占めています。ファミリープランなど契約プランをじっくり検討するのが通信費の大小を決めるカギかもしれませんね。

衣服費の平均支出

やっぱり、とも言える結果ですが、衣服費はシングル女性が上位です。なかでも34歳以下が最も多く、約1.7万円。35~59歳女性は約1.3万円と少し下がります。男性では一ケタ少なく、34歳以下でも9千円。35~59歳になると5千円足らずです。

ファミリーではこの費目でも1.1万円~1.5万円。子どもの衣服・履物代にお金がかかってきます。成長の早い子どもを持つ30代ファミリーが子どもの衣服費が最もかかるようです。

住居費の平均支出

家計の中でも大部分を占める住居費ですが、他の費目とは異なり、世代よりも居住地によって差が広がります。家計調査によると、民間賃貸住宅にファミリーで住むビジネスパーソンの月額家賃の全国平均は約6万円なのに対し、大都市になると約6.9万円という状況です。

一方、働くシングルの全国平均は約4.8万円。ファミリー住宅より1.2万円程度少ないようです。

上手なお金の使い方を考える

食費、光熱費、衣服代、家賃などの平均額を見てみましたが、ご自身の家計と比べてどうでしょうか。平均と比べて自分の方が多く使っているなと思う費目があれば、なぜ多くかかっているのか、抑えることはできないかなどと考えてみましょう。

しかし、お金のかけ方に対するこだわりは、人それぞれに違今す。例えばセキュリティのしっかり行き届いた住宅に住みたいシングル女性は、その分家賃が高くなってしまうかもしれません。自分のお金の使い方を確認するために、他人の平均額と比較するのは大切なことですが、自分なりの上手なお金の使い方を考えることも大切です。


自分のお金の使い方をチェックするためにまずは家計簿をつけてみましょう。自分のこだわりを加味しながら、平均データを参照にして1ヵ月の支出リミットの目標ラインを費目毎に出していきます。

ざっくりでもいいので家計簿をつけ、目標ライン以内に収まっているか1ヵ月ごとにチェックしてみましょう。

他の平均を知るのも、自分の家計をチェックするのも、目的はムダを省き、貯まる体質に変えていくこと。節約すべきポイントを見つけることができたら早速実行していってください。

この記事の感想を教えてください。