はじめに
中本と一風堂が8年ぶりのコラボ
もちろん、第2幕にも見どころは少なくありません。
福島県から出店する「麺処 若武者」が、会津地鶏など福島が誇る6大地鶏をすべて使った「極上六大福島鶏白湯」を提供します。一方、埼玉・川口市に店舗を構える「自家製麺 竜葵」は「日本三大地鶏 極上塩らぁ麺」を販売。地鶏スープ対決が楽しめる店舗構成です。
麺処 若武者の「極上六大福島鶏白湯」
ほかにも、蒙古タンメン中本と博多一風堂のコラボレーション店舗がアンコール投票に応えて、8年ぶりに復活。「頂上ラーメン 極うま!!」という新メニューで、10年目の東京ラーメンショーに臨みます。
気合いを示す蒙古タンメン中本の白根店主(右から5人目)と、スペシャルサポーターのChubbinessのメンバー
蒙古タンメン中本の白根誠店主は「8年前のラーメンに、さらに磨きをかけました。一風堂さんのとんこつと、中本の辛さと味噌を合体させました。食べて、答えを出してほしい」と意気込みます。
最大5000円分のポイントバック
10回目の記念回ということもあり、初の試みにも取り組みます。
1つが、仕事帰りのビジネスパーソンをターゲットにした、ちょい飲みです。17時にオープンする特別ブース「なると亭」では、生ビールや酒のほか、餃子や出店店舗のチャーシューなどのおつまみが販売されます。基本は現金払いですが、850円分のラーメンチケットで購入できるセットメニューも考案中だといいます。
もう1つが、キャッシュレス決済の導入です。NTTドコモが提供している「d払い」でラーメンチケットを購入することが可能。コラボキャンペーンとして、d払いでチケットを購入すると、5,000円を上限として、購入した全額が期間限定ポイントでポイントバックされます。
例年以上に見どころの多そうな今回の東京ラーメンショー。気になるのは、これだけ多くのラーメンをどうやって楽しめばいいのか、という点です。楽しみ方のコツについて、大崎さんは次のように指南します。
「まずは塩、しょうゆ、味噌、とんこつから好きなものを選んでください。そこから、対決の構図を思い描いて食べ比べたり、味噌を食べたら次はしょうゆなど味を変えてみたり、北のラーメンを食べたら次は南にしたり……。通常の店舗だと1人1杯が基本ですが、ラーメンショーならシェアもできます。2~3人で来て、シェアしながら、いろいろな種類を食べるのが醍醐味です」
根っからのラーメンマニアも、普段はあまりラーメンを食べない人も、10周年を話のタネに会場へ行ってみると、新たなラーメンとの出合いがあるかもしれません。