読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。


34歳独身で親と同居しています。生活費として月7万円を納めていますが、基本的には親の収入で生活をしています。現在、積立預金と積立投信を含めての支出で、その月の残業代によって1万〜5万円余ることがあります。余剰金の使用用途でおすすめがありましたら、教えてください。個人的には、単元未満株、または外貨MMFを候補として検討しています。


<現在の月々積立額>
・銀行預金:2万円 (5年目)
・社内預金:1万円(3ヵ月目)
・持株会:1万円(5ヵ月目)
・確定拠出年金:1万円(2ヵ月目)
・投信:3万円(6ヵ月目)
・外貨預金(米ドル):500円(3ヵ月目)


<現在の資産内訳>
・預金:600万円
・投信:400万円
・ETF:9万円


〈相談者プロフィール〉
・男性、34歳、未婚
・職業:会社員
・居住形態:実家(母、祖母と同居)
・手取りの世帯年収:300~400万円
・毎月の支出目安:20万円
・総資産:1,000万円

花輪: 親と同居ということで余剰資金を資産形成に回せていて、家計に非常に余裕がありますね。

すでに投資をはじめているので全体のアドバイスをしてくれるアドバイザーを探すのも一つかもしれません。投資の相談は個別具体的で、各人のリスク許容レベルや投資の目的、運用期間によって、方法や選ぶ商品が変わってくるからです。

資産が1,000万円を超えたら…

シンガポールでは富裕層は富裕層向けの金融サービスを利用し、ヘッジファンドやプライベートバンク、ファミリーオフィスを使う人も多いです。

もう少し資産が小口で1,000万円程度の場合は、IFA(インディペンデント・フィナンシャル・アドバイザー)という独立系フィナンシャル・アドバイザーを利用する人も多いです。

米国では非常に一般的ですが、日本でもIFAを活用することができます。特定の金融機関に縛られず、顧客のニーズを最優先した金融商品の提案やアドバイスをしてくれます。IFAの多くは金融機関で経験を積んでおり、専門的な知識と高度な提案力を兼ね備えているのです。

各人で運用をできない場合はプロに運用をお任せするという方法もあって、富裕層の多くはそうしているのです。

資産におけるパーソナルトレーナーを見つける

すべての意思決定やメンテナンスなどを自分でできる人は、各自で運用を行う方がもちろんコストが安くなります。ですが、運用がこのままで良いのか不安で、都度アドバイザーに確認をしたいという人はIFAなどを利用するのも一つの方法でしょう。

よくパーソナルトレーナーをつけている人がいますが、常に体型をチェックしてくれる人がいると、次はどのような対策を行えば良いのか、長期的な方針を立ててくれる相手がいるので非常に心強いでしょう。それと同じで、大切なお金のアドバイスをしてくれる心強い人を手元に置いておくのも良い手段なのです。

一部のオンライン証券では、通常のインターネットのみで取引をする以外に、店頭や電話で相談しながら投資できるプランを用意している場合もあります。プロに相談しながら投資をしたいという方には向いています。

ロボアドバイザーなら少額からでも利用可能

また、ロボアドバイザーの利用も考えられます。IFAよりもさらに小口からアドバイスを受けることが可能です。

手数料を支払ってロボアドバイザーのサービス会社に運用を一任するという方法と、ロボアドバイザーにはアドバイスだけもらって自分で運用をするという方法があります。

資産額、投資の目的などに合わせてプロの意見も取り入れながら資産運用を行うのもよいでしょう。また、勉強会に参加するなどをして仲間と一緒に学んでいくことも大切です。