子育て

手取り月30万で3人目は可能?家計から考える子どもの人数

FPの家計相談シリーズ

家計のさらなるスリム化

今のままでも十分スリム化されているとは思うのですが、さらに削るとなると、どこになるかを少し考えてみました。

1.保険の見直し

最悪のケースをカバーするという保険の本質に戻ると、今の場合の最悪のケースは、ご相談者が亡くなられたり、後遺障害の状態になることだと思います。ですから、とりあえずはその部分だけがカバーできる掛け捨ての保険に切り替えると良いでしょう。そうすると、月2.5万円よりはもう少し安くなるのではないでしょうか。このあたりはもう少し改善の余地がありそうです。

2.車の台数を減らす

居住地域にもよりますが、奥様が専業主婦とのことなので、もしご質問者が車通勤でないのであれば、車は一台で十分なのではと思います。一台にすれば、交通費に含まれるガソリン代が少し圧縮できます。車の買い替えのコストも大きく減らすことができるでしょう。

3.収入の増加

これは簡単な話で、将来的にお子さんの手が離れたタイミングで、奥様がパートの仕事に出るという形です。所得税がかからない年100万円ぐらいの範囲でよいでしょう。

ご質問者はお勤めですので、社会保険の扶養に入れる意味からも、収入はこれくらいでよいと思います。これを10年ほど全額貯金すれば、現在少し心許ない老後資金に厚みがでると思います。

4.投資による利殖

将来のために投資に興味をお持ちのようですが、現状の資産状況を見ると、投資にはあまり積極的にならないほうが良いと思います。投資に回すとしても、月1万円から2万円程度の積立投信で良いでしょう。

現状必要となる資金が養育費と老後資金である以上、積極的な投資を行って、万が一資産が大きく目減りするような事態は避ける必要があるからです。

貯金自体もそれほど潤沢なわけではありませんし、今後の家計の状況をシミュレーションしても、預金残高に大きな余裕が出るタイミングは少ないものと思われます。さらに、すでに確定拠出年金で、十分投資に代わることを実施されているので、これ以上大きく投資に資金を割かなくてよいでしょう。

なお、「投資をしなきゃ!」と思っていると、さまざまな怪しげな話が寄ってきますので(笑)、注意してくださいね。

5.親からの援助

これは私がよく力説しているのですが、頼れるものは何でも頼るべきです。今の30代の子育て世代は、お金を持っていない人が多いのですが、その親世代の金融資産は統計を見ても非常に潤沢です。

親世代も息子のためにはあまりお金を使ってくれませんが、孫のためなら色々と積極的に工面してくれるので、このあたりで頼れるものはどんどん頼りましょう。

お子さんを3人も育てるのですから、大変なのは当たり前です。後ろめたさなど考えずに、どんどん頼ればいいと思います。

不安を可視化してスッキリする

以上の対策を実施した上で、お子さんも高校までは公立という教育方針で進めるのであれば、なんとかお子さん二人の時のシミュレーションと、あまり変わらない程度の老後資金は確保できます。

何か不安を感じたり、「将来大丈夫かな?」と思ったりしたら、エクセルを使って、一度簡単な10万円単位の年次シミュレーションを作成すると良いと思います。

不安というものは「見えない」から生じるものなので、しっかり数字に落とし込んで考えると、意外にスッキリすると思いますよ。

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