読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は高山一恵氏がお答えします。


以前、結婚詐欺にあい、両親が私のために貯めていた貯金も含め、1,500万円近くあったお金をすべて使い果たしてしまいました。その上、消費者金融から借りられるだけ借りて、負債残高は現在350万円ほどあります。両親にはお金を使い果たしたことと、借金があることは言えません。


完済後に結婚を考えている人がいるので、できれば2年以内に返したく、月10万円近く返済しています。ボーナスが年間で40万円ほど支給されるので、8割程は借金返済にあて、残りの2/3を貯金、1/3を毎月の生活費の補充にあてています。今のお金のやりくりのままで借金を返済していけるでしょうか。


〈相談者プロフィール〉
・女性、34歳、未婚 
・職業:会社員
・居住形態:実家暮らし
・手取り月収:25万円
・手取りボーナス(年間):40万円ほど
・貯金:80万円


【支出の内訳】
・実家へ:5.6万円
・通信費、自動車保険など:2.4万円
・生活用品費:1.5万円
・定期預金:1.5万円
・借金返済:約10万円
・使途不明金:4万円

高山: ご質問ありがとうございます! 結婚詐欺にあい、ご相談者さんご自身の貯蓄とご両親が準備してくださっていたお金、合わせて1,500万円近くも使ってしまったとのことですが、かなり大きな損失ですね……。

消費者金融からの借入もあり、現在、負債残高が350万円とのこと。2年以内に借金を返済して結婚したいとのことですが、結婚前に借金を返済してしまいたいお気持ちわかります。今回は、現状の家計から2年以内に返済できるのか、また、もっと効率的に借金を返済する方法などについてお話ししていきます。

借金を減らす3つの方法とは?

結婚詐欺で1,500万円もの大金を失い、現在も借金の返済で苦しんでいるようですが、結婚したい方もいらっしゃるようなので、1日でも早く借金を減らしたいですね。

借金を減らすには、これ以上消費者金融などにお金を借りないのはもちろんのこと、(1.) 支出を把握して無駄を減らす、(2.) 少しでも多くの金額を毎月返す、(3.) 金利の低い金融機関に借り換えをすることです。

まず、毎月の支出から見ていきましょう。毎月の支出を拝見すると、月10万円を借金の返済にあてているとのこと。毎月の手取り収入の約半分を借金返済にあてているので、他の項目については、特に無駄使いをしている印象はありません。

ただし、気になるのが毎月4万円もある使途不明金。この使途不明金が無駄遣いにつながっているかもしれないので、まずは、支出を細かく把握しましょう。ただし、レシートを保管したり、それを家計簿に転記したりするとなると続かない可能性大です。ですから、レシートをスマホで撮るだけで自動計算してくれる家計簿アプリで支出を把握するとよいでしょう。

意外に多いのが、1回あたりの金額が少ないものをちょこちょこ買っていることによる無駄遣い。コンビニでのお菓子やジュース代、カフェ代などが当てはまります。無駄遣いが見つかったら、その分を削減し、借金の返済にあてましょう。