はじめに

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。

3年前に海外から帰国し、私の実家の二世帯住宅に親と同居中です。復職してフルタイムになったこともあり、忙しくて、ついついお金で解決してしまいます。そのため、貯金がまったくできません。人前に出る機会も多く、衣料費などもかかってしまいます。また、税額が大きいせいか、子供の医療費も補助がないので、その都度かかります。もともと貯められない生活だと認識しているので、家族全員が積立型の保険に加入しています(子ども:学資保険、夫婦:養老積立)。医療保険も、保証額が高いため保険料が高くなっているのは重々承知ですが、掛け替えて浮いたお金を自分で貯蓄に回せる自信がないので、ずっと続けています。保険以外の方法で、お金を貯めるためのよい方法はありますか。


〈相談者プロフィール〉
・女性、40歳、既婚(夫:45歳、会社員)、子ども2人(小4、小1)
・職業:会社員
・居住形態:両親名義の二世帯住宅に同居
・手取りの世帯月収:64万円
・毎月の支出目安:64万円
・貯金:300万円
・負債(住宅ローンなど):なし


花輪: 両親名義の二世帯住宅に同居をし、住宅ローンがないというのは非常に恵まれた条件にあります。

それにもかかわらず、手取り月収を使い切ってしまっているので、家計簿などをつけて無駄がないかを見直してみましょう。時間がない場合は、家計管理サービスにクレジットカードや銀行口座を紐付けて確認をするだけでもOKです。

貯蓄型保険だけで大丈夫?

海外生活が長いと、どうしても生活レベルが上がってしまい、一度上げてしまった生活レベルをもとに戻すには大変ですね。

貯蓄型の保険にいくつも入っているということなので、そちらでも最低限の貯蓄はできているのだとは思います。貯金が苦手という人は貯蓄型の保険で強制的に貯めてしまうのも一つの手ではあります。

しかし、いざという時に現金や預金が乏しいと心もとないものです。できれば、毎月の収入から強制的に自動天引きで定期預金に移し替えるなどをして、その分はないものとして扱ってみてはどうでしょうか。

保険で貯めることができているので、強制貯蓄も試してみる価値があります。

無駄な固定費あるある

支出の見直しは固定費から行ってみましょう。

スポーツジム、習い事など月額料金が大きな固定費になっているものはたくさんないでしょうか。一つ一つは数千円でも積み重なると何万円もの固定費になります。

また、解約したと思っていたサービスがうっかり契約したままになっていたり、まったく使っていないのに定額サービスに毎月300円取られ続けていたという状況もあるあるです。

無駄な支出がないか、銀行口座やクレジットカードの記録を時間がある時に確認してみると良いでしょう。現在は使用していないクレジットカードの年会費など、使っていないのに支払っているサービスがないかを見直してみましょう。

このようにして塵も積もれば山となるので、一つ一つの品目で無駄がないかを潰していきましょう。固定費だけで月1万円以上を削減できる場合もあります。

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