読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。


40代に突入したので、そろそろ将来を見据え、自分自身をコントロールできるようになりたいと思っています。私は貯蓄があると思うとすぐ使ってしまうたちなので、給料が入るとすぐ12万円を定期預金に入れています。その残りで生活するのですが、お金が足りるのかどうかが心配で、ついクレジットカードを使ってしまいます。


クレジットカード払いにするのは、主に飲み会代や洋服代、旅行費など、自分が「イレギュラー支出」と捉えた出費です。そのクレジットカード分の支払いは、金額に波があると生活が乱れるので、リボ払いで一定になるように保っています。貯蓄は切り崩したくなく、クレジットカードを利用しているのですが、だんだん支払額も増えてきているので、支出全体を見直すことが必要なのかなと思っています。クレジットカードの支払いが難しいときは、キャッシングを利用することもあり、それはボーナスで清算しています。お金を使ってしまうたちでも、貯蓄を作りながらうまくやりくりする方法を見つけていきたいです。


〈相談者プロフィール〉
・女性、41歳、未婚
・職業:会社員
・手取り世帯月収:37.2万円
・手取り年間ボーナス:80万円
・貯蓄額:450万円


【支出の内訳(36.6万円)】
・住居費:6.9万円
・食費:4.8万円
・水道光熱費:2.1万円
・通信費:1.3万円
・生命保険料:0.7万円
・日用品代:0.4万円
・その他:1.9万円
・先取貯蓄:12万円
・クレジットカードの支払い:6.5万円
※クレジットカードの利用は毎月5~7万円ほど

横山: ご相談ありがとうございます。お金を貯めたいと思い、工夫されているのですね。ですが、その工夫が少々あだになっているようです。どうするとうまくいくのか、一緒に考えていきましょう。

家計のやりくりは問題なし?

生活支出は、比較的よい状態で、あえてここを減らしなさいと指導が必要な部分はないと思います。一人暮らしで膨らみがちな食費も、上手に抑えられています。

口座振替で支払っている家賃や水道光熱費、通信費、生命保険料、クレジットカードの利用料を除くと、手元に残る現金が8万円ほどで不安になるということですが、12万円貯蓄に回してクレジットカードの支払いをしても黒字なのですから、ある程度自信を持ってもよいと思います。

ただ、一見黒字に見えても、クレジットカードの使い方によっては、実際は赤字の状態であるのかもしれません。クレジットカードで黒字に見せかけているつもりかもしれません。そうなると、今ある貯蓄額も単なる見せかけの貯蓄で、負債を差し引くと、そんなに貯められていないという可能性もあります。

貯蓄をするためにクレジットカードで支払いを先送りする、つまり借金をしていくというのは、利息もかかりますし、あまり意味がないことのように思います。クレジットカードの使い方を深堀していかなくてはいけないでしょう。