はじめに
買うものの目安金額を決めておく
1回の買い物あたりの予算に加えて金額の目安を決めておきたいのが、1つ1つひとつの商品の価格。地域や行く店、その時々の天候などによっても金額は変動しますが、おおまかな目安を掴んでいれば、買う・買わないの判断がしやすくなり、家計の節約につながるでしょう。
例えば、食品なら牛肉は100グラムあたり200円まで、豚肉は100グラムあたり100円程度、お豆腐は1パック120円という具合。こうした目安を知っておけば、「ビーフカレーを作ろうと思っていたけれど、今日は牛肉が高いからまた今度にしよう」「今日はお豆腐が安いから豆腐ハンバーグにしようかな」といった臨機応変な対応もできるようになるのです。
この考え方は食品に限ったことではありません。日用品や文房具などにも同じことが言えます。100円ショップでどんなものが売っているのかを把握できていれば、スーパーやホームセンターで買い物をする際に「これは100円で買えるものだ」と把握できるので、より正確に買う・買わないの判断ができますよね。
家計簿アプリをうまく活用する
買い物のムダを省くためには予算管理が大切になりますが、家計簿をつけるのは面倒という人も多いはず。レシートをノートにペタペタ貼り付けておくだけでも家計簿になりますが、アプリをうまく使いこなせば、より簡単に費目ごとの予算管理ができて便利です。
レシート撮影機能のある家計簿アプリであれば、レシートをカメラで撮影するだけで自動的に家計簿に反映してくれます。使った費目ごとにグラフで表示すれば、自分の買い物グセも把握しやすくなります。
また、銀行口座やクレジットカード、ポイントカードやマイルなどとも連動させれば、支出のみならず家計の状況がトータルに確認できますよ。イマドキはポイントも重要な節約アイテムのひとつですので、アプリで常時確認して、ムダなく買い物に活かしてみましょう。
また、最近はレシートをカメラでパシャリと撮影すれば、レシート内の食材からレシピを提案してくれるアプリや、冷蔵庫にある食材でレシピを提案してくれるレシピアプリも登場しています。こうしたアプリを併用すれば、ムダな買い物をすることもなくなるかもしれませんね。
ただし、厳しすぎるルールはかえって失敗の元。1ヵ月の予算を大幅クリアしたら余った分の半分は自分にご褒美を買ってもOK、などマイルールを設けて、楽しみを作っておくことも成功のコツです。