はじめに

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はたけやきみこ氏がお答えします。

共働きですが、夫が地方転勤となり、現在単身赴任をしています。夫の生活費として月7万円ほど、帰省費として月15万円ほど支出が増え、家計はギリギリです。夫の単身赴任はいつまで続くかわかりません。教育費など将来に向けた貯蓄もしたく、このままこの生活を続けるのはよくないと思いつつ、夫の帰宅を減らす(1回減らすと4万円弱支出が減ります)ことも、現在時短勤務中の私の勤務時間を増やす(1時間増やすと4万円弱収入が増えます)ことも、まだできていません。夫の帰宅は減らさず、1年半後に下の子どもが3歳になったら、私の勤務時間を1時間増やすのが無理のない計画だと思います。ただ、その間は貯金ができないため、将来のことを考えるとこのままでいいのか、ご意見をお願いいたします。なお、上記の収入と支出の他に、賞与をそれぞれのお小遣い、および実家への帰省費や旅費などにあてています。


〈相談者プロフィール〉
・女性、35歳、既婚(夫:35歳・会社員)、子ども2人(6歳・1歳)※2人とも保育園
・職業:会社員
・居住形態:賃貸
・手取りの世帯月収:52万円
 夫:37万円(単身赴任手当込み)
 妻:15万円(時短勤務)
・手取り年間ボーナス:100万円
・毎月の支出目安:52万円
・貯金:300万円


たけや: 子育て中のまさに若い世代、まるで17年前に戻ったかのような想いで今回のご相談を拝見させていただいています。わが家も5歳違いの子どもたちです。

夫婦が共働きのうちは、お互いの仕事の事情が家庭や家計に影響を及ぼすことがあります。ご相談者が迷われている働き方と家計のバランス。何を優先するべきか、一緒に考えてみましょう。

子育て中は柔軟性が大切

ご主人が単身赴任ということで、心細いこともおありですよね。でも、子どもは日々成長していますよ。今は大変でも、1ヵ月後、1年後のステージは必ずアップしています。足元ばかりに気を取られないようにしましょう。

正社員であれば、子どもが大学に進学する時期には、年収アップも考えられるので、足りない分はその年の収入で賄うこともできます。老後の生活資金の心配はそれからということになりますが、老後の安泰は子どもが独り立ちするということがとても重要になってきます。ですので、もう少し長い目で見てみましょう。

「今、こうすればもっと状況がよくなるのに、それができていない」きっと、このように焦っていらっしゃるのだと思います。働き方や貯金について決めるのは、夫婦おふたりです。何を優先するのかをよく考えてみましょう。