はじめに

パッシブ運用とアクティブ運用

投資信託を購入する場合、主に株式に投資をして運用される種類を選択するケースが多いかと思いますが、株式投資信託の運用スタイルは大きく分けて2つあります。

1つは「パッシブ運用」と呼ばれるものです。パッシブとは日本語で「受け身」という意味ですが、基本的には日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの株価指数(インデックス)に連動するように運用するスタイルを指します。

最近ではインデックス投資という言葉を聞くこともあるかもしれません。1つのスタイルとして確立されており、多くの個人投資家がこの運用スタイルを選択し、ブログなどでも自身のインデックス投資について情報を発信しています。

もう1つは「アクティブ運用」と呼ばれるもの。アクティブとは日本語で「積極的」という意味ですが、これは積極的に市場のリターンを上回ろうとするスタイルになります。

パッシブ運用は参照する株価指数に連動するように運用していればよいですが、このスタイルではアナリストに日々調査をしてもらい、値上がりが見込める優良銘柄をみつけてもらったり、エコノミストによる経済の先行きの予測を参考にして投資戦略を立てたり、トレーダーが買い時と思われるタイミングで投資をしていきます。

アクティブ運用はこれだけの専門家が運用に関わってきますので、その分、コストはパッシブ運用よりは割高になります。積極的な運用をするため、上がるときは大きく上がる一方で、下がるときは大きく下がる可能性もあります。

どちらが優れているということはなく、自身の目標などに合わせて選択をすればいいですし、自身のポートフォリオにパッシブ運用の投資信託とアクティブ運用の投資信託が含まれていてもよいと思います。

機械的な運用に最適

前回の記事でも書きましたが、個人投資家が投資をするうえで求められることの1つは、感情を排除して機械的に投資をできるかどうかです。

身銭を張ると、どうしても感情的になってしまいますし、根拠のない希望的観測に基づいて行動をしてしまいがちです。この機械的な投資をするという点で、投資信託は非常に強力なツールとなります。

最近ではオンライン証券で少額から定期的に同額を毎月積み立てていくサービスもあるため、毎月の投資額やどの投資信託を購入するのかなどを最初に決めてしまえば、その後は自動的に積み立てられていき、投資に時間を割く必要もなくなります。

相場の動きを気にせず、購入のタイミングも機械的に行われるため、人間の弱点である感情を持つという部分も排除できます。

これまでの2回の連載記事で投資の心がけを身に付けられたら、まずは手始めに投資信託を活用して資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?

【1回目】なぜ資産運用をするのか?お金以外に得られるモノ
【2回目】投資における大事な5つのルール

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