50代の晩産カップルでは、半数以上が親の健康・介護問題を経験

この調査では、自分や配偶者の親が入院や療養を必要とするような病気やケガをしたり、介護を必要とする状況(以下、親の健康・介護問題)を経験したことがあるかについても尋ねています。

その結果、子どもが生まれて以降に親の健康・介護問題が生じた人は男性で47%、女性では53%を占めました(図省略)。

また、男性では4人に1人、女性では3人に1人が、小学生以下の子どもがいる(いた)時期(だった)と答えています。

親が健康でいてくれることのありがたさ

この調査では"ダブルケア"の状況に親が一時的に入院した場合を含めるなど、先の内閣府が用いた定義に比べかなり広い範囲をとらえています。

それでも晩産カップルの多くが子どもの出産時に親の健康・介護問題が重なる事態を想定していなかったことは、子どもが生まれる時点ではそうした想定が不要なほど親が健康であったからだと考えることもできるでしょう。

現代のシニア世代は、以前に比べ心身とも若くなっているといわれます。しかし、晩産カップルの場合、親のいざというときを想定し、入院・介護等が必要となった場合の対応について話し合っておくことが、"ダブルケア"状況に向けた備えにつながるのではないでしょうか。

【※】
内閣府による推計は、総務省の「就業構造基本調査(平成24年)」でふだん「育児をしている」、ふだん家族の「介護をしている」の両方を選択した人に関するものです。ただし、「育児」は未就学児である子の育児を指し、小学生以上の子や自分の孫、自分の兄弟姉妹の子等は含まれません。一方、後者の「介護」は日常生活における入浴・着替え・トイレ・移動・食事などの際に何らかの手助けをすることを指し、介護の対象には親のほか、配偶者、小学生以上の子、兄弟姉妹等も含まれます(出典:内閣府『育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書』2016年)。