キャリア

桐谷さん「四季報を読める人が“株の買い時”を逃すワケ」

株主優待投資の勘どころとは?

“投資の神様”に通じる投資理論

――桐谷さんの株の買い方のコツは?

優待株は安く買い、長く持つのが基本。まず、証券会社のホームページで年初来安値を付けた銘柄を見ます。優待株は100株でも200株でも同じ優待品しか来ないので、持っていない優待株がリストに出ていると買います。

35年株をやっていますが、「会社四季報」は見方がわからないので、キャッシュフローや1株当たり利益などは見ないで、割安かどうかだけを見ます。買った時よりさらに株価が下がれば、「私より前に買った人はさらに損しているからいいや」と考えて、さらに買います。

業績を見られる人は株価が下がっても、下がるのは業績が悪いことが原因なので買えない。だから買い時も逃がす。株価の高い株を買って下がって失敗する人もいますが、高い株は業績が良いから上がっているので買いたくなる。でも私は業績がわからないので、割安度を見ます。

雑誌などに載っている理論株価と照らし合わせて、理論株価よりも今の株価が安いと買っています。とにかく安いものを買う。業績で見ている人にはそれができない。安くなるには理由があるから、買えないんです。

真顔の桐谷さん
桐谷さんの投資術にはバフェット氏に通じる部分も?

――“投資の神様”と呼ばれるウォーレン・バフェット氏に通じる部分がありますね。

バフェットさんは非常に研究してから買っていますが、私は勘でとにかく安いものを買う。時々株価が下がる銘柄が出てきますが、分散投資によって補っています。

過去には日本航空株も大量に持っていて、1,200万円が紙切れになりましたが、一喜一憂しませんでした。つぶれそうになってもジタバタしない。つぶれたら、それで仕方ない。それでも、トータルだと儲けています。分散投資して安いものを買っているから、回復していく銘柄が多いからです。

生活に潤いを与える優待投資とは?

――今回のイベントでも、来場者にそうした考え方を感じてもらいたいですか。

私流の投資を広めたいですね。株を怖くて買ったことがない人に、余っているお金で優待株を買えば大丈夫と伝えたい。20万円で5銘柄くらい買うと、どこかが倒産したり、優待をやめても、どこかが上がります。

高くなると下がるし、安くなるとつぶれなければ上がる。そういう基本の考えさえしっかりしていれば、株式投資は失敗しないと思っています。

バブルの時代は「100万円以下で買える株がなくなる」といわれていました。でも今は、5万円以下で買える優待株が100社以上あります。昔よりハードルも低くなって、手軽に買えます。余裕資金で優待株を買って、クオカードをもらって、コンビニで買い物をする。そんな生活に潤いを与える優待株を買ってもらいたいです。

Share to facebook.Share to twitter.Share to line.Share to hatena.

あなたにオススメ