はじめに
人生100年時代。長生きする時代だからこそ、どんな基準で家を選んだらいいのか迷ってしまうことはないでしょうか。快適で、いつまでも住めて、いざとなったら売れる家が欲しい――。そんな欲求を満たす家として、今、タワーマンションに注目が集まっています。
その理由を住宅評論家の坂根康裕さんと、「ブリリアタワーズ目黒」を手がけた東京建物の、住宅事業企画部 遠藤崇CRM室長、東京建物不動産販売 天野玲目黒支店長にうかがいました。
希少性が高まる都心のタワーマンション
――中古でも、高くても、いい物件は売れるんですね。では、新築でいい物件はなかなか出てこないものでしょうか。
坂根さん: そもそも、新築の供給が減っているんです。一時期、新築分譲マンションは年間8万戸も竣工していましたが、ここ数年は4万戸を下回っています。最盛期の半分以下です。
遠藤室長: ここ最近、土地の仕入れの際にホテル開発用地などとも競合するようになってきたのが供給減の要因の1つです。大規模なホテルだけでなく、比較的小さく、長期滞在向けのアパートメントホテルなども増えているので、より土地が仕入れにくくなっているエリアもあります。
特に、ブリリアタワーズ目黒のような大型のタワーマンションは本当に数が限られてきています。建替えや再開発も時間がかかるので、気に入った物件が見つかればすぐに検討したほうがいいのではないか、と個人的には思います。
遠藤崇…東京建物株式会社 住宅事業企画部 CRM室長
――希少性以外に、タワーマンションにはどんな利点があるのでしょうか。
遠藤室長: 都心で非常に大きい空地を構えているので、都市生活の利便性と開放感の両方を楽しめるところですね。「より都心で、駅近に住みたい。でも、駅の喧騒(けんそう)はあまり感じたくないからタワーがいい」というような需要も高いようです。
坂根さん: 空地があるのは防災面でも大きなメリットですよね。人が集まれる場所が作れるし、防災設備を整えることもできます。物陰がないので防犯面でも安心です。そういう意味では、「都市だからこその課題」を解決できるのがタワーマンションの特徴なんです。
天野支店長: たとえば中央区などでは、容積率緩和制度が廃止される見通しでタワーマンションなどの新規開発・供給が難しくなっていきます。都心のタワーマンションラッシュにはもう歯止めがかかっているような状況です。
天野玲…東京建物不動産販売株式会社 目黒支店 支店長
――今後、好立地のタワーマンションが資産性の高いビンテージマンションになっていく可能性はあるのでしょうか。
遠藤室長: そうなると予想しています。2000年前後にできたタワーマンションを指名買いする人もいますし、ブリリアタワーズ目黒もすでにそういう状況です。山手線沿いはやはり「特別」なんですよね。数えるほどしか駅がないので、そこに直結するような形で立つタワーマンションは「間違いない」と考える人は今後も多いのではないでしょうか。
「長持ちする家選び」がトレンドになる
――家は決して安くない買い物ですし、絶対に失敗したくないと思う人も多いと思います。資産性以外に見極めるべきところがあれば教えてください。
坂根さん: まず、「どんな目的で家を選ぶか」を明確にしておいたほうがいいと思います。資産価値を重視する人もいる一方で、それよりも居住性を重視したいという人もいるでしょう。価値観の違いですね。
資金に余裕がないのに資産価値を追い求めて、理想よりも狭い物件を選ぶことが、はたして自分にとって幸せなのかどうか。「それでもいい」とご自身が思えるのならいいですが、周りや情報に流されるのは良くないですね。
(左から) 東京建物不動産販売・天野玲目黒支店長、東京建物・遠藤崇CRM室長、住宅評論家・坂根康裕さん
天野支店長: 当社としても、お客様とは「売って終わり、買って終わり」ではなく、将来のリフォームやお住替えなど次のステップの時にも声をかけてもらえるような関係になりたいと思っています。ご購入の相談の際には、お客様のご要望を様々な角度から伺いながら物件の長所短所をきちんと説明し、本当にお客様の目的に合っている物件かどうかを、検討してもらえるように心がけています。
坂根さん: 買う側が軸足をしっかり持つことが大事ですね。その上で、「立地」と「建物」と「管理」、この3つをしっかり見てほしいです。
遠藤室長: 今は「人生100年時代」といいますが、100年時代に向けて長く住めて、長く所有できる物件が求められていると思います。そもそも100年保つことを目標に躯体(くたい)が作られているのですが、躯体だけが良くても意味はありません。維持管理がとても重要です。
たとえば当社は、グループ会社の東京建物アメニティサポートがマンションを管理しますし、いざご売却されたいという時はブリリアのクオリティをよく知っている東京建物不動産販売が売り買いのお手伝いをします。ハード面の維持とソフト面のサービスがあって、100年の躯体が生きてくる。私たちはそう考えています。
こういうタワー型のマンションは寸法的にもゆとりがあってパイプスペースなどもすっきり作られているし、階高もあって、躯体も耐震性があります。しっかり維持をして内装も更新していけば、ずっと住んでいける建物だと思います。
マイホームは「手に入れて終わり」ではなく、人生100年で先が見えない時代だからこそ、ずっと使い続けられて、いざという時には売れる、資産性が高い物件が求められています。坂根さんのアドバイスにもあった「立地」「建物」「管理」の3要素がそろったの住まい探しを心がけていきたいものです。
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