はじめに

食費と日用品代は1週間ごとに予算管理を

食費、日用品代をコントロールするために、よく1週間予算管理法をおすすめしています。ネットスーパーを間隔をあけて利用するような場合でも、ネットスーパー代を除いた金額で1週間の予算管理をする方法を取るとよいでしょう。お財布に入る金額は少なくなってしまいますが、食費や日用品が膨らまない方法の一つです。

例えば、通常であれば1週間1.5万円で食費と日用品を収めたいとします。2週間に一度、ネットスーパーで8千円ほどの買い物をするとしたら、2週間分の3万円の予算の中から8千円支払ったので、予算が2.2万円になります。これを半分にして1週間分の予算を出します。1週間1.1万円です。ネットスーパーで生活のベースとなる食材や日用品を購入しているので、この1.1万円で足りないものを補充していきます。このようなやりくりの仕方です。買い物の記録が残るので、何を買ったかなどの振り返りもしやすいですし、メリットはあると思います。

このように食費と日用品を合算して管理しても問題ありません。何よりも大事なのは相談者さんがコントロールしやすいように、ご自身のルールを決めて継続して管理をしていくことです。

「今は仕方がない」では、赤字から抜け出せない

さて、食費や日用品について考えてきましたが、それだけでは赤字はなくなりません。そのほかの支出も多くなっているようです。とくに生命保険料の金額はかなり高額ですから、保障内容が現状に適切になっているのか、見直しをしたほうがよいでしょう。

また、通信費、趣味・娯楽、衣服・美容、健康・医療にかかる金額も、見直しが可能なように見受けます。ご自分たちの利用の仕方、優先順位などを考えつつ、より良い契約内容に変えたり、不要な支出を削ったりして、少しずつ支出を下げていきましょう。今のままでは「メタボ家計」と言われても不思議ではない状態です。

お子さんが小さく、保育園の送り迎えをしながらの共働きは大変なことと思います。そのため、「支出が多くても仕方がない」「払えるから払う」という状況が起こりやすくなっています。そこに流されることなく、自分なりにルールや決まりを作ったうえで、お金を使うことで、今後十分にお金を貯められる家計、貯めやすい家計に変わることが可能であろうと思います。食費や日用品代の見直しをきっかけに、支出全体の有り様を見直していただけたら嬉しいです。

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