はじめに

社員であることの付加価値

ご相談者様は、収入を増やすため、転職をして正社員になられました。正社員になることは、収入が増えるだけではないことを知っていらっしゃいましたか?

実は、収入が増える他に「病気になった時の保障」と「老後の収入保障」の2つのメリットがあります。転職先で加入する健康保険が協会けんぽの場合、万が一病気になった時、標準報酬月額(おおよそ額面月額給与)の3分の2が1年半もらえます。たとえば、標準報酬月額が30万円だった場合、3分の2の20万円が協会けんぽから支給されます。

また、厚生年金を支払うことになるので、障害厚生年金、老齢厚生年金、遺族年金(場合によっては)がもらえます。たとえば、ご相談者様の月給+ボーナスが360万円だったとしましょう。その場合、<360万円×0.55%×20年(60歳まで)=396,000円>の老齢厚生年金が、65歳からプラスして毎年もらえるということです。再就職したとのことでしたから、ご結婚前などに厚生年金に加入していた場合は、それまでに支払った額に相当する年金支給額に上乗せしてもらえます。

毎年約40万円の年金が増えることを想定した上で、90歳まで生きるとした場合、現行制度では65歳から年金が支給されますので、<(90歳-65歳)×40万円=1000万円>がプラスしてもらえるとすると、1000万円貯金したことと同じことになりますね。

毎月の貯蓄額、目標はまず「手取りの2割」

今度は毎月の貯蓄額について見ていきましょう。ご相談者様は、現在、ご夫婦合わせて手取りで61万円の収入があり、毎月6万円を貯蓄されています。ということは、現在、毎月の収入の1割は貯蓄ができているわけです。がんばっていますね。

ただ、将来のお金のについて考えると、はたしてこれで足りるのでしょうか。お金を貯めたいのであれば、できたら貯蓄額は額面の2割はほしいところ。とはいえ、いきなりは難しいので、まずは手取りの2割を目指しましょう! お子さんにかかる費用は、これからがさらにたくさん必要になってきますので、今のうちに貯められるだけ貯めていかれることをおすすめします。

お金に働いてもらうことも考える

貯めたお金で、国の制度を上手に使いお金を殖やしましょう。iDeCoやつみたてNISAなどの非課税制度を優先的に使うと、税金を免除してもらいながら殖やすことができます。さらに、効率的にお金を殖やしていくために、もう少し支出を減らす努力ができたらいいですね。ご相談者様ならできますよ。がんばってくださいね。

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