読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ

今回の相談者は、家計簿アプリを夫婦で共有し、月2回は支出を振り返るという40歳の男性。一見、うまく家計管理ができていそうですが、クレジットカード払いを積極的にしているためか、支出履歴の反映が遅れていくら使っているのか正しく把握できないといいます。マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。

基本的に私が家計を管理しており、夫婦で家計簿アプリを共有しています。妻と一緒に各費目の予算などの振り返りをしているのですが、ここ半年くらい食費や日用品がどうしても高くなっています。家計簿アプリに連携漏れがないように、現金払いをやめてほとんどクレジットカードでの支払っています。月2回夫婦で振り返りますが、反映が遅れているものもあったりするので、今いくら使っているのかが正しく把握できていないのが使いすぎの原因かなと思っています。そもそも、そこまで細かく把握する必要はないのでしょうか。家計簿アプリをより良く使いこなすポイントがあればぜひ教えてください。


〈相談者プロフィール〉
・男性、40歳、既婚(妻:39歳、会社員)、子ども2人(6歳、2歳)
・職業:会社員
・手取り世帯月収:54万円
(夫:28万円、妻:26万円)
・手取り世帯年間ボーナス:135万円
※ 毎年家族での海外旅行に1/2は使用する


【資産状況】
・預貯金:650万円
・有価証券:220万円(つみたてNISA)
・確定拠出年金:850万円(夫婦合わせて)
・住宅ローン残債:1900万円


【支出の内訳(約53.8万円)】
・住居費:9.52万円(駐車場代含む)
・保険:4万円(学資保険、医療保険など)
・教育費:9.4万円(保育園、公文など)
・通信費:1.8万円(スマホ2台)
・自動車:0.95万円(ガソリン、ETC)
・食費:8.8万円(外食費含む)
・水道光熱費:1.5万円
・日用品:2.2万円
・趣味・娯楽:0.8万円
・衣服・美容:2万円(子供服など)
・健康・医療:0.3万円
・交通費:0.5万円
・交際費:1万円(レジャー代)
・お小遣い:5万円
(夫:1.5万円、妻:3.5万円)
・使途不明金:1万円
・貯金:5万円


FP: ご相談ありがとうございます。miraitalkファイナンシャルプランナーの秋山です。ご夫婦で家計を共有しているのに、支出が高い部分があるのですね。原因はなんなのか一緒にみていきましょう。

よかれと思って決めたルールがかえって自分の首を絞めることも

家計簿アプリを共有し、月2回夫婦で話し合うのは共有がよくできていて良いと思います。ただ、お金の使い方はお二人ともに意見が合致した方法をとっているでしょうか。

良かれと思って細かくルール決めをしても、かえってそれが把握を難しくしていたりすることもあります。もともと現金派の方はお金の流れが見えることで管理をしていたりしますからね。他にも無駄な支出をつくっているかもしれません。クレジットカード払いより、現金払いの方が安いところがあっても、ついクレジット払いを選択してしまうという人のお話をお聞きすることも多々あります。

漏れなく記録できることも大切ですが、カード払いにこだわりすぎるために、ちょっとした買い物が増えてしまったり、肝心なお金の流れを見失いがちになったりしては本末転倒です。

また、予算の決め方や支出額の振り返りを厳しくやりすぎていないでしょうか。「こうでなくてはいけない」と思い込むと意外と意識しすぎてうまくいかないこともあります。ある程度遊びを持たせ、無理なく続けていける範囲で管理ができるとより良いと思います。