はじめに

「女性にとって時間とお金の節約になる」

オーナーのジュリア・スポッツウッドさんによると、このようなサービスは10年ほど前に米国で誕生し、現地では非常に流行しているそうです。

全米最大のチェーン「drybar」はニューヨークに22店、ロサンゼルス周辺で35店舗を展開。チップを含めると1回当たり5,000~6,000円という料金にかかわらず、予約が取れないほどの人気だそう。このような店に週2、3回通い、自宅では髪を洗わないという人が増えているといいます。

サロンを立ち上げる前、ジュリアさんは日本の金融機関に勤務していました。残業で夜遅くなった帰り道、「これからシャワーを浴びて、シャンプー、ブローするのに1時間かかる」と考えると気が重くなったそう。そんな時に米国でこのサービスを体験し、「日本の女性にとって多くの時間とお金の節約になると確信した」といいます。

ボトル
水色のシャンプーボトル越しに見ると、銀座の街も普段と違って見える?

現在の麻布十番の店舗では、働く女性が出勤前に髪をセットしたり、子育てに忙しいママが空いた時間に来たりすることが多いとのこと。それぞれ、メールをチェックしたり、美容師とおしゃべりしたりと自由に時間を過ごすそうで、ジュリアさんは「忙しい日本の女性には、少しでも自分の時間が必要」と話します。

目標は今後5年で100店舗体制

自宅では毎日髪を洗う人が多いですが、プロが丁寧に洗髪をすれば、シャンプーは週に2、3回で十分だといいます。「疲れている時、リラックスしたい時、気軽に来てもらえるにしたい。決してセレブ向けではなくて、すべての女性がちょっとした自分へのご褒美として通えるようなサロンを目指す」とジュリアさんは話します。

今回、ジェットセットは電通などから総額3.2億円を調達しました。6~7月に青山に2号店を出店し、年内に都内に5店舗をオープン予定。今後5年間で全国に100店舗を展開することを目指します。

外観
銀座店の外観

わざわざ美容院でシャンプーをしてもらうというと、とても贅沢な気がしますが、1回当たりの料金を考えると手が届く金額。自宅で髪をケアする手間がなくなり、美しく整えられたヘアスタイルで日々を過ごせたら、気分も上がりそうです。

一方で、1回30分程度とはいえ、週に2、3回もサロンに通うことができるだろうか、せっかくセットしてもらった髪が翌日も持つのかという疑問も……。「シャンプーはサロンで」という新しい文化が日本に根付くかは未知数ですが、1回分のビジター利用もあるので、一度体験してみる価値はありそうです。

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