はじめに
梅雨の季節のお悩みといえば、洗濯物の室内干し。どうしても室内に干した洗濯物は臭いがする……と悩んでいる人は多いのです。しかし、原因をきちんと理解すれば、洗濯物を部屋に干しても臭いにくくすることができます。
今回は100円ショップで売っている便利グッズを使い、部屋干しの悩みを解消していきます。
紹介する100均グッズはダイソー、Seria、キャンドゥなど一般的な100円ショップであれば、多少のデザインは違っても同じ用途のものが買えるものなので探してみてください。
洗濯槽がカビだらけでは意味がない
筆者が講演などで来場者に質問をすると「洗濯槽の掃除をしていない」人が70~80%くらいいることもあります。洗濯機はカビの温床。洗濯槽の裏にびっしりとカビが生えている家も実は多いのです。
衣類を洗濯機できれいにしたつもりでも、カビをつけていては意味がありません。部屋干しして長時間湿っている間に菌が増えて、臭う原因となってしまいます。
洗濯槽は定期的に掃除をする必要があります。今は専用クリーナーを使うのが便利。全く掃除をしていなかったのであれば最初の1ヵ月は1週間ごとに行います。まめにやっていたのであれば、3~4週間に一度でもいいですが、梅雨に入った最初のうちにやっておくのがおすすめです。
洗濯機を使い終わったらすぐに蓋を閉じてしまう人も多いのですが、洗濯直後の洗濯槽は湿度も温度も高いのでカビが生えやすい状態です。30分から1時間は蓋を開けたままにして、洗濯槽の中を乾燥させるようにしましょう。
洗濯のときに漂白剤を使う
「衣類にシミが着いたときくらいしか漂白剤を使わない」という人も多いようですが、漂白剤には除菌や滅菌効果も期待できます。色柄物に使える酵素系の漂白剤を洗濯のときに一緒に使うことで、より洗濯物を清潔に仕上げることが可能です。
素材によって、合うもの合わないものがありますので、確認してみてください。
部屋干しする場所を確保する
部屋干しした洗濯物を臭わなくするためには、できるかぎり短時間で乾燥させるのも重要です。そのためには洗濯物同士が重ならないように間隔をある程度あける必要があります。除湿器やエアコンの除湿機能を使うのであれば、その場所に集中させてもよいのですが、そうでないならば、なるべく洗濯物同士は離れて干せる場所を確保しましょう。
100均でドアの上やシャワーフック、かもいなどに洗濯物を干せるようにする便利グッズが売られているので、これらをうまく利用すれば洗濯物を室内に干す場所を確保することができます。