生活

実家暮らしの娘、社会人になったら家にいくら入れてもらう?

FPの家計相談シリーズ

自分の老後資金は自分でしっかりと

お嬢さんの収入状況に合わせて考えてほしいのは、「相談者さん自身に蓄えをつくる」ことです。生活費の負担を減らすことができると、貯蓄のスピードを上げられると思います。

現状、相談者さんの預貯金は60万円。元夫からの月3万円の養育費は家計に入れていないということから、お子さんのご結婚や出産に向け、別に貯めているのだと推測していますが、それとは別に、老後に向け、もっと貯めておきたいところです。

支出を減らし、安定して余剰金を出せるようになれば、半分は現金の貯蓄、半分は運用するなどして、老後に備えたいものです。相談者さんの会社の企業年金の加入状況により、利用できるか、利用できる場合いくらできるかが異なりますが、iDeCo(個人型確定拠出年金)で毎月積立投資をし、老後資金を作ることも検討してよいと思います。

iDeCoは、掛け金を納めるとき・運用しているとき・受け取るときに税優遇を受けられることがメリットで、大きな特徴です。住民税額が減り、年末調整で戻るお金が増えますので、それも貯めていくことができれば、かなり効率よく貯めていけるのではないかと思います。

ただ、そのためには支出の見直しが必須です。今すぐできることと、お嬢さんが社会人になってからできることがあると思いますが、今できることから始めてほしいと思います。

支出は各費目から少しずつ減らせると理想的

支出を減らしましょうと言っても、相談者さんのやりくり状況が悪いというわけではありません。よくがんばっていらっしゃると思います。ですが、将来のことを思うと、少しずつ支出を抑えられると、大きな貯蓄につながっていくと思います。

まず、簡単に支出を減らせるのは、通信費。スマホやタブレットの通信契約を格安なものにすると、半額近くにできる可能性があります。今も格安でこの金額というのなら、契約プランを見直すとよいでしょう。

今年10月から、大手通信キャリアの利用料金が大幅に安くなる報道が相次いでいます。そちらの情報も集めて、秋口まで待ってもよいでしょう。通信費はこれから支出を減らすことができる費目の一つですので、取り組んでほしいと思います。

また、食費は今のところ、無理をして減らす必要はないですが、日用品代はもう少し減らせそうな気がしますし、使途不明金をなくすようにすると、もっと余剰金が増えるでしょう。

支出の管理は面倒なものですが、一円単位できっちり合わせようとするのではなく、ある程度大雑把な管理で、でも何にいくら支払っているかが把握できるようにするといいでしょう。通常の家計簿への記録でもいいでしょうし、レシートを消費・浪費・投資の3つに分けて保管し、決まった曜日に振り返りながら記録をするなど、いろいろな方法があります。ご自分が一番やりやすい方法を選ぶことが大切ですので、支出の把握をし、削減できるところを見つけていってほしいと思います。

お子さんのことも大切ですが、自分のためにも備えないと、将来的にお子さんに迷惑をかけることになります。そうならないために、今からできることをがんばってください。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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