キャリア

ちょっぴりネガティブ「すみっコぐらし」が大人に刺さる理由

リラックマも生んだサンエックスの戦略

チームで「すみっコぐらし」の世界観を構築

文房具、雑貨、書籍、ゲームソフトからライセンシー商品まで、多様な商品展開を見せるすみっコぐらし。たくさんのキャラクターを持つシリーズの特徴を活かし、コレクションが楽しめるアイテム(「てのりぬいぐるみ」を始めとする『すみっコぐらしコレクション』など)の開発・展開には特に力を入れてきたといいます。

すみっコぐらし(C)2019 SAN-X CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

海を舞台にした「すみっコとうみっコ」など、定期的に異なるテーマを設けたグッズを発表するなど、世界観の拡張にも抜かりがありません。こういった商品の企画のデザインは、キャラクターの作者であるよこみぞさんが全てを行なっていると思いきや、チームで検討しているとか。

「商品化する際のデザインは、よこみぞを含めたチーム全体で行っています。キャラクターの世界観作りについてもチームで行い、作者の意向も尊重しつつ、多くのスタッフの意見を取り入れることで、より深みのあるキャラクターの世界を構成していきます」

じわじわと右肩上がりに成長

こうしてユーザーからの共感を獲得し、認知度も抜群の人気ぶり。そんなすみっコぐらしも、2012年頃にはすでに目立つ存在となっていた印象がありますが、発売当初は文字通り店舗のすみっこに置かれているキャラクターだった、という話もあるそうですが……。

「『発売直後は奮わない』というのは、全てのキャラクターが必ず通る道なので全く気になりません。ただ、すみっコぐらしに関しては突出して低いことはなかったと思います」

人気に火がつく起爆剤となった商品や企画が気になるところですが、はっきりとした転機もなかったといいます。

「すみっコぐらしに関しては、特別なターニングポイントなどはなく、常に右肩上がりの直線グラフのように、じわじわと成長してきました。この成長し続ける持続力と、安定した実績こそがすみっコぐらしの強みだと思います」

今後の展開については、すみっコぐらしをまだまだ知らない方が多いので、知ってもらうきっかけや入り口をたくさん作っていき、商品からのアプローチだけでなく、コラボやイベントなど新しい切り口の見せ方にもどんどん挑戦していきたいと桐野さんは話します。

さらなる深耕拡大を目論むすみっコぐらしは、今後ますますの成長を見せそうです。

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