はじめに

おこづかいや使えるお金は限られているけれど、日々の暮らしは充実させたい――。

誰もが一度はこんなふうに考えたことがあるはず。そんなときに思い出したいのが、公共施設。図書館やプールだけでなく、教養アップやスポーツ、自分磨きからレジャーまで、公共施設なら無料、またはかなりお得な料金で利用できます。

すでに利用している方もあまり利用していなかった方も、公共施設の有効活用で家計改善を目指しましょう。


図書館を使いこなしてビジネス力を上げる

公共の図書館は、読書が好きな方だけでなく、ビジネスパーソンのみなさんにぜひ有効活用してほしい施設のひとつです。

キャリアアップのための資格試験の勉強においても、教材だけではよくわからない部分は専門書をその場で調べることができますね。自宅ではなかなか気分が乗らなくて勉強できないという場合でも、シーンと静まった図書館であればはかどりそうです。

もちろん、図書館は勉強する人だけのものではありません。ジャンルを問わず、さまざまな本がそろっていますし、新聞や雑誌、マンガだって読めます。CDやDVDがある図書館も増えています。話題になっている本を読んでみたいけれど買うほどでもないなあ……という場合に無料で読めるのがいいですね。

話題の本は、すでにほかの誰かが借りている場合もあるため、事前予約をしておくと確実です。あらかじめ利用登録を行えば、自宅からでインターネットを使って検索や予約が可能です。インターネット予約をしておけば、貸出可能になったときにすぐに手渡してもらえます。自分の読みたい本がない場合はリクエストしてみましょう。購入してくれる場合もあります。

スポーツだって割安に

民間のスポーツクラブと比べると、やや劣っているイメージがあるかもしれませんが、公共のスポーツ施設をあなどるなかれ。一般的に、民間のスポーツクラブは行く回数が増えるほど割安になります。でも、「好きなときにいつでも行けるように」と利用し放題の高いプランを申し込んでも、実際は週に2回も行ければいいほう……といったことはめずらしくありませんよね。

仮に月会費が1万2,000円として、1ヵ月の利用回数が8回であれば、1回当たりの利用料は1,500円です。

それに対して自治体が運営するトレーニングルームの利用料は1回当たり100円~200円程度が相場。温水プールは400円~600円程度です。プールは2時間越えると追加料金を必要とする自治体もありますが、仕事帰りの利用を考えると2時間で充分かもしれません。

さらに、自治体が主催するスポーツ教室などを利用すれば、施設が利用できるだけでなく、エアロビクスや水泳などを格安で指導してもらうこともできますよ。

食費や光熱費の節約以外にできることは? 無料FP相談で家計を見直しましょう[by MoneyForward HOME]