はじめに

旅行だって公共施設利用で安くなる

旅行の際に、出費の大きな割合を占めるのがホテル代や旅館代。家族の人数が増えればなおさらです。ホテル代の節約を考えるなら、公共の宿をチェックしてみましょう。

公共の宿といえば国民宿舎を思い浮かべるかもしれませんが、全国にある自治体の多くは保養(宿泊)施設を所有し、格安で開放しています。自治体の保養所とはいえ、ホテルや旅館並みの立派な宿もたくさんあります。レストランはもちろん、スポーツジムやプールなどを設備している施設もありますよ。

その自治体の住民かどうかで宿泊料金に差を設けている場合もありますが、ほとんどの場合が一般のホテルよりも割安でお得。自治体のウェブサイトや公共の宿の検索サイトなどでチェックしてみましょう。

また、観光先で歴史建造物や各種施設を訪ねるのであれば、ガイドしてくれる人がいるとうれしいですよね。自治体にもよりますが、ボランティアガイドを依頼すれば無料で案内してもらえることもあります。

たとえば東京都台東区では、上野公園、浅草寺境内、谷中地区などを主体に多くの見どころを説明しながら一緒に回ってくれますよ。

割安にランチを食べるなら

意外と知られていないかもしれませんが。公共施設の食堂も節約に一役買ってくれます。都道府県庁、市区役所などの食堂は、そこで働く職員だけではなく、一般の人も利用できるのです。

値段もいわゆる社員食堂並みに安く、日替わりメニューなどもあって充実しています。券売機で食券を買って、トレーにごはんや好きなおかずを選んで乗せて、自由に席に座って食べると、意外と新鮮で楽しいかもしれませんね。

ただし、味についてはピンキリなのも事実。お洒落な雰囲気を求める人には抵抗があるかもしれませんが、手続きなどでお役所へ行ったついでにトライしてみては。もし勤務先の近くに市役所があれば、仕事の合間のランチにも使えます。ほとんど待ち時間なく食べられるので、昼休みの時間が限られているビジネスパーソンには助かります。

ほかにも、国の施設や公立病院などの食堂も利用可能なところがあります。施設に入る際に個人情報登録が必要なところもありますが、いろいろリサーチしてみてはいかがでしょうか。

公共ホールや学校のグラウンドなどを一般開放をしている自治体もあります。こちらは多くの場合で予約が必要ですが、同僚やサークル仲間で勉強会を開くときやテニスや野球などのスポーツをするときに割安に利用できればお得ですよね。インターネットで予約可能な公共施設予約システムを取り入れている自治体が多いので、ぜひチェックしてみましょう。

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