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“投資番付”格上げが見送られても「ベトナム株」がアツいワケ

風が吹けば桶屋が儲かる?

米国のMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)は6月、定例の市場分類見直しを発表しました。MSCIは、投資信託(ファンド)など世界の機関投資家がベンチマークに採用している、世界で最も有名なMSCI指数シリーズを算出しています。

以前の記事でも解説した通り、今回の見直しでは、ベトナムが「新興国」への格上げにつながる「ウォッチリスト」に掲載されるかどうかが注目されていました。はたして、結果はどうだったのでしょうか。


クウェート格上げで構成比率が上昇

MSCIの指数シリーズの中でも、MSCIエマージング(新興国)指数をベンチマークとするETF(上場投資信託)の時価総額は世界で20兆円を超えており、指数に銘柄が採用されると、指数に連動したファンドを通じて機関投資家の買いが入りやすく、株高につながる傾向があります。

市場分類

今年の定例見直しの結果はというと、ベトナムは引き続き「フロンティア」に据え置かれ、ウォッチリストへの掲載が見送られました。ただ、すでに市場関係者の間では今年の掲載について悲観的な見方が広がっていたこともあり、ベトナム株式市場への影響は限定的でした。

国別内訳

むしろ、MSCIフロンティア・マーケット100指数において最大の組み入れ比率となっていたクウェートが「新興国」へ格上げされたことで、ベトナム株の比率が元の15%から30%まで引き上げられる見通しとなり、大型株を中心に資金流入も見られました。

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