はじめに
「未成年口座」の魅力
子供の将来のために小さいうちから子供用の銀行口座を作る――、こんな家庭は少なくないかもしれません。それと同様に一部の証券会社では、子供用の証券口座を作ることができます。満20歳未満のお子さまの証券口座、それが未成年口座です。
「自分の口座があるのに、なぜ子供の口座を作るの?」それは、お子さまの口座からもIPOの申し込みができるからです。自分の口座だけでなく、子どもの口座からも申し込めば、単純に当選確率は2倍になります。そして将来の子育て費用とすることができるのです。
ただ、すべての証券会社で未成年口座が作れるわけではありません。さらに、そのなかでもIPOの抽選に申し込める証券会社は限られてきます。ここでは、未成年口座が開設可能で、かつネットでIPOの抽選に申し込める証券会社をピックアップしました。
開設必須の証券会社は?
調べたところ、インターネットでIPOの抽選に申し込める&未成年口座が作れる証券会社は8社見つかりました。これらでは、たとえ新生児の赤ちゃんでも口座が作れます。
おすすめ順 | 証券会社 | 特徴 |
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1 | SBI証券 | IPO案件数がトップクラス。外れてもIPOチャレンジポイントが手に入り、いつかは当選できる。IPOに必須証券。 |
2 | 大和証券 | 大手証券のなかでは抽選割合が多めで良心的。主幹事も多く、比較的当たりやすい。 |
3 | マネックス証券 | IPOの抽選割合は100%。案件数も多め。 |
4 | カブドットコム証券 | 三菱系のIPO案件に申し込める。案件は少なめでも、大型上場の当選は狙いやすい。 |
5 | 松井証券 | 案件は少なめ。大型上場の当選は狙いやすい。 |
6 | GMOクリック証券 | GMO系のIPOに申し込める。手数料は業界最安水準なので、株主優待の取得に向く。 |
7 | 岡三オンライン証券 | 案件は少ない。資金を入れなくても抽選申し込み可能。 | 8 | 楽天証券 | 案件は少ない。 |
IPO投資を志すのであれば、表のおすすめ3位まではほしいところですが、少なくとも「SBI証券」と「大和証券」はマストです。6位のGMOクリック証券は、手数料が安いので株主優待を取得するのに重宝すると思います。
「未成年口座」開設に必要なものは?
証券会社の未成年口座を開設する際には、まず、子供名義の銀行口座が必要になります。証券口座と銀行口座の開設に必要となる書類は、重複するものがありますので、これがあれば両方とも開設できるというものを以下の表にまとめました。
お子さま | 印鑑・本人確認書類(保険証など)・メールアドレス |
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親権者 | 印鑑・本人確認書類・未成年口座を開設する証券会社の口座 | 親子の続柄を証明する書類 | 世帯全員の住民票(マイナンバー記載あり) |
手順としては、お子さまの印鑑とメールアドレスを作成して、住民票などの書類を準備、必要分をコピーした上で、銀行口座を開設、そして証券口座開設とするのがよいと思います。
マイナンバーの記載がない住民票ですと、親子双方のマイナンバーカードなどが必要となりめんどうですので、住民票に記載させると楽ちんです。また、必要書類などは証券会社によって細かな規定がありますので、申し込み前には必ずご自身でもご確認してくださいね。
ジュニアNISAなども始まり、小さいうちから資産運用をする機運は高まっています。学資保険もいいですが、投資にも目を向けておくと、資産にもお子さまの将来にもプラスになるかもしれませんよ。
※情報に間違いがある可能性がありますので、必ずご自身でご確認し、投資判断は自己責任でお願いいたします。