はじめに
SNSで大反響 味も見た目も抜群の技ありレシピ
では、ここで実際にSNSでも大反響だった技ありレシピをご紹介。せっかく料理を作るのであれば、見た目にもこだわりたい。ホームパーティーや記念日にも使えるようなレパートリーを増やしたい。そんな気持ちに応えてくれる3品を、菅原さんにピックアップしてもらいました。
■ 豚バラ肉で簡単本格! ミルフィーユチャーシュー
「ブロック肉は少し値が張りますが、豚バラ肉ならお手頃。冷蔵庫に常備している方もいらっしゃるかもしれません。お肉をクルっとまるめて煮ただけの簡単チャーシューです。肉が層になっているので、味がしみこみやすく、時短で味も格上げ! “実はこのチャーシュー、豚バラで作ったんだよ”と告白すれば食卓に会話も生まれますね」
■ 包丁&ボウルいらず! 薔薇餃子
「餃子を薔薇の花の形に。難しそうに思えますが、動画を見ると皮を並べて巻いただけだとわかります。作り方もひと工夫していて、なんと包丁やボウルを使うことなく作れるんです。手も汚れず、洗い物も少なくなるので、ユーザーさんからも大評判。冷凍で作り置きできるのもうれしいポイントです」
■ 記念日おもてなしサラダ ハートトマト
「材料はただのサラダですが、トマトをハート型に並べることでおもてなし料理にランクアップ。見た目が豪華で食卓が華やかになります。とても簡単なので記念日の1品におすすめです」
今日から真似できる「おいしそう」に見せるコツ
そして、視覚に訴える力が強い動画だからこそ、味だけでなく料理の「外見」も重要。見せ方にもさまざまなこだわりがあるそう。
「ジワッ、トロッとしたシズル感やできあがりの色味をすごく大切にしています。
ただ、実際に動画を見て作ってくれる方に“動画と見た目が違うから私は失敗した”と思ってほしくないので、見栄えをよくするためだけに完成品に手を加えたり、動画を加工したりはしていません。撮影した後は、私たちもおいしく試食したいので(笑)、動画で紹介しているものは実際に食べられるものだけです」
そこで、私たちでも今日から取り入れられる、料理をおいしそうに見せるコツを菅原さんに教えてもらいました。
1. 盛り付けでは高さを意識してみる
「料理を盛り付けるときに、“高さ”を意識すること。副菜を平らなお皿に置くと絵になりづらいです。もし平らなお皿を使う場合は、高さを出すように上に盛ってみてください」
2. 空間を作る
「お皿全体にドーンと料理を盛り付けるのではなく、少しだけなにも載せない空間を作ってみるとメリハリが生まれます」
3. 赤や緑の食材を加える
「赤や緑の食材を加えると、料理が引き締まります。家庭料理は茶色くなりがちですが、“ネギ”や“かいわれ大根”が便利です。最近のレシピでは定番になりつつある、“豆苗”を添えることも多いです。豆苗は育てるのも楽しいおすすめ食材です」
今夜チャレンジしたい5分で作れる簡単レシピ
最後に、寒暖差激しい季節の変わり目におすすめのレシピを教えてもらいました。
■ とろとろ餡と生姜でほっかほか!卵とじうどん
「生姜が入っているので、体が温まります。スーパーに行かなくても冷蔵庫に常備されているような食材しか使わないので、疲れて帰ってきたときにおすすめです。消化にもよいものばかりなので、遅く食べても胃もたれしませんよ」
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