はじめに

「老後破綻」の可能性がある人は、キャリアの見直しも

70歳まで住宅ローンが続く、貯蓄がまったくできない、自営業で貯蓄がない、単身者で年金額が少ない、などなど。

このままですと、「老後破綻」の可能性があります。キチンと怖がって、50代から真剣に準備をしましょう。とにかく、支出の見直しと貯蓄です。やはりiDeCoを利用するのがいいでしょう。

そして、もっとも効果的なのが、長く働くと言うことです。長く働くというのは、「なんだ〜っ」とあたりまえのように感じますが、これがピンチを救う決定的な方法なのです。

長く働くことで、貯蓄を取り崩す期間を短くできます。老後資金2000万円不足するというのは、65歳から年金生活が前提です。これが70歳まで働けば、不足金額は少なくなります。また、会社員で長く働けば、厚生年金の加入期間が延びます。それによって70歳から受け取る年金額が増えます。

さらにさらに、70歳まで収入があるので、公的年金の繰下げ受給を行うと年金額がアップします。

もし、70歳まで繰下げ受給をすれば、年金額は最大42%アップすることができます。これによって年金だけで生活をすることが可能になるかも知れません。

50代から、できることは貯蓄ももちろんですが、長く働くということを前提にキャリアとか、スキルアップにも長期の視点を持つと言うことが、じつはもっとも大切なことだと考えます。

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