老後

老後が不安でお金が使えない?実家暮らし34歳の未婚女性

FPの家計相談シリーズ

貯めることだけを考えて、お金を使えない人にならないように

相談者さんは比較的順調に貯蓄できていますし、今でも毎月5万円は貯蓄に回せているようですので、今後も貯めることに関しては順調だと思えます。ボーナスもあまり使わず貯めているようですしね。

ただ、貯めるだけではもったいない。まだ30代前半です。時には楽しいこと、自己投資的なことにお金を使って欲しいと思います。将来の仕事の発展につながるかもしれません。そういった可能性を狭めるお金の使い方はしてほしくないものです。

習い事はやめてしまったということですが、旅行はぜひ視野を広げる意味で自己投資になると考え、計画的に行かれると良いと思います。回数を決めるのではなく、ボーナスから年間の予算を決めておくというのも良いですね。そこから得るもの、感じるものは、今後の自分のためになるかもしれません。

そこに後ろめたさを感じることがあれば、今の毎月の支出を削減することを考えてみましょう。苦しい節約をするのではなく、自分が何にいくら支出しているかを把握し、その上で必要な支出、そうではない支出をを考えてみてください。

必要なものから優先的に支出をし、そうではないものは毎月払うなどせず、2ヵ月に一度、3ヵ月に一度などにしてもよいはずです。そうして支出をコントロールしていくと、毎月の余剰金額は増えていくはずです。こういった支出のコントロールを覚えていくと、老後の生活費を小さくすることにもつながります。

リスクのないお金の貯め方はない?

リスクがないお金の貯め方ということですが、「絶対にリスクがない」というものはありません。

預貯金は入れた金額がそのまま保障されますが、インフレリスクというものがあります。物価が上がり、お金の価値が下がることで、預貯金として保有している100万円が、引き出した時にはその時代の90万円程度の価値しかないというようなことです。もしかするとデフレになり、お金の価値が上がるということもあり得るのかもしれませんが、インフレを目指している今の日本ではあまりないことでしょう。

そうであれば、リスクの少ない投資というものも良いと思います。投資と聞くと損をするなどのイメージを強く持つ人もいますが、今は国も長期的な積立投資を勧め、制度を作っているほどです。その利用も検討する価値はあります。

聞いたことがあるかもしれませんが、iDeCo(個人型確定拠出年金)と、つみたてNISAです。インデックスファンドという株価の指標と連動することを目指した投資信託を、国や商品、投資のタイミングなどを分散して投資することで、リスクをより少なくして資産を増やしていくことを目指せます。

もちろん投資ですから値動きがありますし、元本を割ることもあると思いますが、長期保有することで経済成長と共に成長すると思いますし、年利3%以上で運用することも目指していくことができるでしょう。利息にも利息がかかる「複利」になるので、長く保有するほど大きく増えていくことが期待できます。今の預貯金の金利が0.001%などですから、それよりもずっと効率の良いお金の貯め方ですよね。

今回は制度の細かな説明は割愛しますので、ご興味があれば調べていただきたいですが、ここ数年で注目されてきた投資も視野に入れておいて損はないと思います。

将来のお金については、保障がない分不安だと思いますが、今からゆっくり備えておけば、時期が近くなった時にも落ち着いて対策を考えていけると思います。慌てずにがんばってくださいね。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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