はじめに

熟成が進んだディーゼルモデルか新型か

図6
図7
端正なワゴンスタイルはゴルフ・ヴァリアントの大きな魅力でリゾートなどでも似合います。TDIモデルが登場したことでレジャーなどの行動範囲はさらに広がります

実用的に使い倒すヴァリアントだからこそ、燃費を含めたランニングコスト面でTDIの恩恵を受けられるわけです。さらにこの2LのTDIエンジンの最高出力110kW(150ps)/3,500〜4,000rpm、最大トルク340Nm(34.7kgm)/1,750〜3,000rpmとなっています。もはや十分のトルクを発揮しますから、パワー不足などを気にすることもないと思います。

おまけにディーゼル特有の振動も音も、実に控えめで普通に走っているときにはほとんど気になりません。もちろん、ここからガソリンエンジンモデルに乗り換えれば、エンジン回転のスムーズで滑らかな上昇とは“やっぱり違うな”と感じますが、ストレスになるほどの差ではありません。

高速でも一般路でもアクセルを踏み込むとキッチリと加速して実に快適でした。ただし、今回は広々としたラゲッジルームは空っぽ、乗員も私一人と言う、最軽量でのテストです。本来は趣味の荷物を搭載し、家族や友人たちとロングドライブとなります。それを考えながらアクセルを改めてグッと踏み込んでみました。悪くはありませんが、欲を言えば「荷物を積むことなどを考えると、もう少々トルクが欲しいかな」などと感じたのです。せっかく登場したディーゼルモデル、あんまり文句を言っては、と思いますが待ちに待ったTDIですから「できればもう少し」と感じました。

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