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副業年収4000万円、motoさんが実践する「普通のサラリーマン」の発信術

経験談にニーズがある

――とはいえ、無名の人間がSNSで意図して脚光を浴びるのは、なかなか一筋縄ではいかなそうです。昨今では自分の業界のネガティブな暴露話や炎上狙いの過激な発言などで、PV(ページビュー)を稼ごうとしている人も少なくないです。これらは有効な手法なのでしょうか?

moto:何を目的にするかにもよるんですが、僕の場合、炎上要素はない発信を心がけています。大切なのは「自分をちゃんと応援してくれる人」にフォロワーになってもらうことなので。炎上による注目はそもそも続かないし、自分の“資産”にならないと思います。SNSはあらゆる層の人が見ているところなので、見ている人によって発言に対する解釈が違うということを意識することが大事です。僕は発信する際に様々な角度から考えて発信するようにしています。

なぜ炎上系の発信だと“資産”にならないかというと、自分を応援してくれるちゃんとしたフォロワーが積み上がらないためです。たった10人でもいいから、自分に(いつも)反応してくれる人こそが本当の自分のフォロワーです。そういうフォロワーを増やすためには、人の役に立ったり共感されるコンテンツを発信する「GIVE」の姿勢が大切だと思いますね。あくまで人の役に立ったり共感されたりするコンテンツを作るべきです。

――ちなみに、普通のサラリーマンがSNS上で個人アカウントとして発信するとしたら実名と匿名のどちらがお勧めですか?

moto:極論を言えばどちらでもいいと思うのですが、大前提として考えないといけないのは、サラリーマンとして情報発信するのだから、あくまで本業の迷惑になってはいけないということですよね。Twitterの場合には140字という特性上、自分の発信が意図しない伝わり方をすることもあるので、場合によっては悪い風に発言を捉えられてしまって、本業に支障をきたす可能性もあります。一方で、コンテンツとして魅力がなければ価値が生まれません。だから「せっかく面白い内容だから、なんとか発信したい」と思うなら、匿名でもいいと思います。

しかし、今の時代は匿名であっても会社に個人のアカウントがばれることはよくあります。そうなったときに問題が起きないコンテンツ内容にしておくことも、自己防衛策としては大切。匿名でも実名でも、人に面と向かって言えないことを書くのは、自分のためにもやめておいたほうがいいと思います。実際に、僕も「moto」という匿名で発信をしていますが、会社の同僚には実名と匿名アカウントの両方を持っている人もいますよ。それでも問題にはなっていません。会社に(個人アカウントでの発信が)ばれた時に、問題が起きないコンテンツ内容にしておくことも大事ですね。

――なるほど……。普通のサラリーマンでも、個人発信を通じて注目され稼げる可能性がだんだんと見えてきました。ただ、普段から文章を書き慣れていない限り、いきなり長文のブログ記事を投稿したりするのはハードルがちょっと高いと感じる人もいそうですね。

moto:最初のステップとしては、自分が興味を持ったニュースへのコメントを発信することがいいと思います。僕もそこから始めました。Twitterのようなオープンな場で意見を発信して、どんな反応があるか見ることで、自分のどんな意見がヒットするのか把握していたんです。自分が当たり前だと感じていたことが、(SNS上で)「確かにそれはあるよね!」などと、思った以上の「共感」を集めることがあります。そこからニーズを捉えていくんです。

だから最初から「コンテンツを作ろう」などと思って仰々しくやらないほうがいいと思います。大切なのは、自分が日頃思ったことや感じたことを取りあえずなんでも書いてみること。いきなり長文を書いてもなかなか刺さる記事は生み出せませんから。

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