はじめに

年金を正しく理解して賢く利用して楽しい老後を過ごす

ただ「年金は、本当に信頼ができるのか?」という疑問はなかなか払拭できません。

先ほどいったことと矛盾しますが、いずれ少子高齢化が進んでいくので、年金財源は厳しくなります。そして、マクロ経済スライドがありますので、物価上昇よりも年金の受給額が上がることはありませんから、実質の手取りは少なくなります。

だからといって、年金制度は崩壊しませんし、年金に頼らざるを得ないのというのも事実です。では、私たちはどうすればいいのでしょうか?

まず、老後資金の準備です。そして長く働くことも必要になってきます。そして、大切なのが、年金制度をよく理解して、賢く使いこなすことが求められています。

賢く使うというのは、たとえば、繰下げ受給をすると年金額が42%増額することができます(逆に繰上げ受給をすると年金額が減ってしまいます)。とすればできるだけ繰下げ受給をするのが、金額的にいいと考えられます。他にも特別支給の老齢厚生年金や加給年金、振替加算などさまざまな制度があります。ただし、自分で手続きをしないと受け取ることはできません。手間を惜しむと損をします。大切な年金です。損をしたくはありませんね。

もちろん、政府による年金制度の改正も必要なことではあります。そして政府には正しい情報を伝えることを要望していきたいです。年金についての正しい知識を持つことで「損」をせず、「得」を取ることができます。

長い老後生活は豊かに幸せに暮らしたいですね。ぜひとも年金などのお金のリテラシーを高めることをお勧めします。それこそが近道になると私は考えます。

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