はじめに

被害はあったけれど、大きな被害ではない場合

しかし、ちょっとした被害の場合はどうされていますか?「窓ガラスが割れた」「軒先が壊れた」などの場合には、どうすればいいのか?

こんな被害は、かなり多いのではありませんか。知り合いに、「車庫の屋根の一部が壊れたが、どうしたらいいの?」という問い合わせがありました。

このような場合でも、火災保険は適用になりますが、状況によって異なりますので、損保会社に確認を取ってください。同じように被害箇所の写真を撮り、損保会社に連絡をとってみましょう。受け取れる保険金というのは、「修理費用−免責金額」になります(免責金額は、契約によって違います)。

停電で冷蔵庫の食材がダメになった!

また、こんな質問がありました。

「台風よる家などの被害はなかったのですが、停電でさまざまな問題が起こりました。たとえば冷蔵庫の物がすべてダメになってしまったのですが、これは、家財保険が使えるのでしょうか?」と言うことなのです。

残念ながら、この場合は、火災保険の家財は使えません。冷蔵庫の中のものは、家財ではありません。

家財とは、家具、電化製品、書籍、身の回り品の動産(不動産以外の物、ないし財産)です。ただし、通貨や有価証券は含まれません。また自動車も含まれません。自動車の被害は自動車保険での対応になります。

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