はじめに

本当のお金持ちとは何かを考える

各家庭にそれぞれ教育方針があるように、親には子育てに対する哲学みたいなものがあるのではないかと思います。子どもには、モノの大切さやお金の尊さを知ってもらいたいものです。そして、ときには親にだって自分自身の人生や仕事について考える時間も必要です。

日本の家庭ではお金の話をオープンにしないところも多いようですが、小学高学年くらいから、少しずつ子どもに話していけるようになってほしいです。

12歳で100万円ためました!
作:キムソンヒ 訳:桑畑優香 絵:はまのゆか (株式会社インフォバーン)

12歳で100万円ためました!

これぞ「金銭教育の家庭版」だと太鼓判を押したいくらい、私が影響を受けた韓国の本です。お金の教育はもちろんなのですが、世間や周りに流されてぶれがちな親こそ読んでおきたい本だと思います。

主人公は、エダミという女の子。お金の大切さも、貧しいクラスメートのために自分の牛乳をあげるエダミの優しさ、ママの友だちが家に来た時にアイスコーヒーを1杯100円で売り、それに怒ったその友だちにママが言い放った子どもを信じる言葉、そして、親の仕事のことまで、様々な場面で考えさせられるストーリーになっています。

対象は小学4年生からおすすめですが、低学年なら親が読んであげてもいいと思います。新品の書籍は手に入らないので中古や図書館を利用してぜひ読んでみてください。

お金教育をやってきて本当によかったと思う理由

最後に、プラスアルファでもう1冊ご紹介します。

お金教育をはじめて15年が経った今だからこそ、お金教育を行って良かったと、その答えが見えてきました。自分と自分のお金(資産)を大切にすること、そのためには仕事についてきちんと向き合うことも理解してくれたと思っています。

お金教育をはじめた当時小学2年生の長女は現在社会人2年生に、長男は大学1年生になりました。さすがに月日の経過を実感しています。長女は大学を卒業する22歳で我が家でのお金教育も卒業しました。長男の成長は緩やかでしたが、振り返ってみると、大きな成長を遂げています。

学校の成績のように、数字で表せないのがお金教育の効果。でも、子育てと同じように、子どもの成長をお金教育からも感じることができます。だからこそ、家庭で、そして親がお金について子どもと向き合ってほしいと思っています。

12歳までにかならず教えたいお金のこと 
作:たけやきみこ (かんき出版)

12歳までにかならず教えたいお金のこと

手前味噌で恐縮ですが、私が最初に手掛けたお金教育の本になります。この本は、親のいうことを素直に聞いてくれる12歳までを対象にお金教育についてお伝えしています。

おこづかいや携帯電話のことなど、親なら気になる事柄ばかりです。参考にしていただけると幸いです。本は中古での購入になります。また、図書館でも借りられると思います。

間もなく、クリスマス、そして、お年玉。子どもにとって、お金に関わることができる機会が多くなる季節に突入しますね。本をとおして、お金について、親子で話し合えるきっかけが生まれたら嬉しいです。肌寒くなってきた今、親子でブランケットをひざ掛けにして寄り添いながら本を読んでみるのもいいですね。