はじめに

いつ、いくらかかるのか?

ここまで挙げた項目の想定時期と金額を整理してみます。

結婚関連費用: 2~3年後、234万円
新居に関わる費用: 2~3年後、100万円
住宅購入: 5~10年後 200万~500万円
教育費: 15年後~、700万円×子どもの人数

これ以外にも自動車購入や老後準備などもあります。

「10年以内に必要になるお金」以外は運用に

ご相談者は25歳で現在は独身です。数年後に結婚を予定されていますが、子どもについてはどのように考えているのでしょうか。

仮に子どもができたとしても、教育費準備としては、15年以降先になるので、準備できるに越したことはありませんが、ご結婚してからの準備でも間に合います。

現実的には、10年以内に可能性のありそうな住宅購入までの準備をしておくと、効果的でしょう。

結婚関連費用から住宅購入までに800万円程度必要となり、夫婦折半で準備すると考えると、400万円は必要となります。現在の貯蓄総額がちょうど400万円なので、これを住宅購入までの資金として確保しておきましょう。

これから貯蓄していく分に関しては、10年以上先のための貯蓄です。教育費や老後、その他の準備として一部を運用していくと効果的です。

つみたてNISAやiDeCoをうまく組み合わせると良いと思います。iDeCoに関しては、用途が老後の準備に限られてしまうので、あまり金額を上げず、月1万円からのスタートで良いです。結婚すると、保険やそれ以外の支出も増えますので、あまり長期間ブロックする金額は増やさずに、流動性を考慮した貯蓄を意識しましょう。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

この記事の感想を教えてください。