キャリア

大学病院の教授、本給は“公務員並み”でも年収2000万円超えのカラクリ

フリーランス女医が教える「医者の財布と人生と」

ナースの恋人を捨てて、医師娘と結婚したけれど

実は佐藤先生、奥様の前に交際していたナースの彼女がいました。献身的で慎ましやかな女性だったそうです。でもご両親に反対され……彼女に内緒で見合いしたのがバレて、やがて破局したそうです。当時は「看護師との結婚は出世の妨げ」「医者ならば教授や院長を目指すのが王道」という価値観が残っていましたから、佐藤先生も流されてしまったようです。

ここ10年ぐらいは、医師×看護師婚のタブー感はすっかりなくなりました。40代の若手教授だと「夫人は元看護師」も珍しくありません。佐藤先生は、「手近なマンションで仲良く暮らす、後輩外科医×看護師妻」を見かけると、「あの時、彼女を選んでいれば…」という追憶に浸ってしまうそうです。また、「通勤しやすいから」と10年前に後輩夫婦が買った中央区のマンションが、今では佐藤先生宅より高価が付いていることも、後悔に拍車をかけているようです。

奥様は教授職よりも開業してほしいようですが、佐藤家の沿線エリアは消化器系クリニックの激戦区として知られ新規開業は困難です。以前、大学の先輩から「埼玉県川口市の診療所を継承しないか」という案件を打診されたけど、「東京を出るなんて!」奥様の猛反対で流れました。

という訳で、佐藤教授は下の子供が独立するまでは、大学病院とバイトを掛け持ちしながらの生活が続くきそうです。「体が持つだろうか」と健康状態をボヤいていると、奥様は生命保険を増額してくれました。

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