教育費の確保は一日にしてならず、浮いた塾代は貯蓄へ

長女さんは今、高校受験に向けてがんばっているところですよね。3月の受験が終わるまでは、教育費以外の支出を下げるようにして、受験を応援してあげてほしいと思います。

ただ、そのあとは塾代がかからなくなりますね。4月からはその塾代が浮くようになりますから、次女、三女の塾代のため、進学費用のために貯めていくこともできそうです。ただ、来年度は塾をお休みできたとしても、その翌年は次女が中学3年生。また塾に行きたいというかもしれませんよね。ですから、来年度の一年は塾代がかからないから、「貯める期間である」としっかり認識して、貯蓄増に取り組んでいきましょう。

お子さんの教育費は、一気に作るのが難しく、コツコツと長い期間をかけて作り上げるものです。そして、貯められる時と貯められない時があるのは仕方がないものです。

今、児童手当がもらえていると思いますが、それはどうしていますか? 赤字の補てんや必要なものの購入費に消えてしまっているのではないでしょうか。収入の中で毎月の生活費が収まるようになれば、その児童手当を貯めるということもできるようになります。

大学進学は子どもにも協力を仰いで、奨学金の利用は慎重に

長女の学資保険100万円が大学進学費用となりそうですが、それ以後はあまり計画できていません。長女に使ってしまえば次女の進学費用がありませんし、三女となっては進学をあきらめるような事態も起こり得ます。そういうことを避けるためにも、まずは、お子さんがアルバイトなどで働いて、学費の一部を負担してくれるように相談してみるとよいと思います。

今は大学生の2人に1人が奨学金を借りているといいますが、安易に利用すると借金化し、後々の返済が大変になる可能性もあります。まずは奨学金を利用しないで済む方法を考え、借りないと無理という判断になれば、いくら借りるか、少額から考えていくとよいと思います。

今年あたりは給付型の奨学金が充実している話を聞きますが、それは住民税が非課税になる世帯についてのことです。相談者さんにはしっかり収入があるので、利用できない可能性が高いと思います。

奨学金のサイトでは返済のシミュレーションができます。実際の返済(奨学金では正しくは「返還」といいます)は、大学などを卒業して6ヵ月経ってからとなります。おそらく就職して収入が安定してきたと思える時期ですから、収入の中からいくらなら無理をせず返していけそうか、おおよその検討をつけておくとよいと思います。金額が少なければ、働き始めてから早期に完済することもできるでしょう。

最近では、奨学金の返済を抱えた女子は結婚をしにくいという声も聞かれるので、不利な条件を早めに払拭できるようなプランを立てて利用しましょう。

今は生活費に教育費と、金銭面で大変だと思うことが多いかもしれません。ですが、無理なことではない状況であると思いますので、都度お子さんと相談し、また教育費についての情報を集めつつ、乗り越えていってほしいと思います。

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