はじめに

投資家の生活習慣

――トレーダーとしての1日はどのようなスケジュールですか?

朝8時20分に目覚ましをかけますが、起きないときもあって、次は8時50分に目覚ましをかけています。何があっても9時までには起きますね。マーケットが始まると、食事もせずにずっとモニターを見ています。

午後3時になると、その日のマーケットを振り返って、友達と約束がある日はシャワーを浴びて、外出しますが、帰ってからは寝る前にもう一度、翌日の準備をします。そうすることで、翌朝、スムーズにトレードに入れるようにしています。

――35億円の利益を得て生活は変わりましたか? 億り人の投資家には生活は質素なままで資産はすべて投資に回し続ける方もおられます。

バリュー投資家(割安株に投資し、中長期保有をする投資家)の方には節約をしてあまりお金を使わないという人が多いと聞きますが、僕は違います。やはり生活を豊かにすることが目的ですから、お金のなかった頃よりも家賃の高い住まいになったし、車のグレードも上がりました。

――もう一生働かなくても豊かに生活できる資産がありますが、トレーダー生活はいつまでと決めていますか?

アスリートのようにいつか勝てなくなるという危機感は常にもっています。感覚がついていけなくなり、勝てなくなったら、引退のときかな、と思っています。

――最後にこれからデビューする投資家にアドバイスをお願いします。
 
デイトレにせよ中長期投資にせよ、いきなり大金をかけないことですね。お金をかけるのは後からいくらでもできます。「お金をかけないと真剣にできない」というけれど、大金をかけてなくなれば、そこで消えてしまうだけです。

そもそも初心者は柔道でいえば白帯なんですよ。だけど、マーケットには黒帯の投資家もたくさんいるので、いきなり白帯で勝つのは難しいと思います。

株式相場はお金をかけなくても、仮想で売買ができます。ゲーム感覚で勉強して、自信ついてから少額で投資を始めた方が、勝率も高くなると思います。

とにかく勉強して退場せずに生き残ることが大事です。僕も最初は1日何千円しか動いていなかったのに、何千万円が動かせるようになり、資産も増やすことができたので、何もあせる必要はありません。

(取材協力・松井証券)