はじめに
新高値更新の手前で買い増し
――高齢者関連ではどんな銘柄を買っているのですか。
日本ケアサプライ(2393)や日本エム・ディ・エム(7600)などです。日本ケアサプライは老人ホームやデイサービスなどに向けて福祉用具をレンタルしている会社で、営業利益率10%前半くらいで安定しています。介護や福祉のマーケットが伸びている中でじわじわと業績も上がっていますし、私が買った価格だと配当利回りが3.5%くらいあったことも買おうと思った理由でした。
日本エム・ディ・エムは人工関節の会社です。かつては海外製の人工関節などを売る商社的な事業だったのですが、今はアメリカに合弁会社を作って自社製造するようになり、自社製が売り上げの大半を占めるようになっています。
米国で人工関節を扱う会社と比べると日本エム・ディ・エムはPERが低く、その差を見て買えると思ったのです。
――良さそうだと思った銘柄はすぐに買うのですか。
はい。スピードが大事だと思っているので、買いたい銘柄は1、2日で買います。ただ、最終的にいくら買うかは決めていません。上がっていく株をピラミッディングで増やすので、PERが高くなりすぎない限りは買い増ししますし、コムシスの例からもわかる通り、上がると思った株が上がらないこともあるため、最初に予算を決めることはできないのです。
コムシスは良いと思ったんですけどね。気合と株価はなかなか連動してくれません(笑)。
――ピラミッディングのタイミングは決めているのですか。
銘柄にもよりますが、新高値を更新しそうな時にピラミッディングすることが多いですね。新高値投資法は有名ですが、私の場合は、上がっていく勢いや出来高を見ながら新高値の手前で買う「新高値抜けるかな投資法」です。大型株は高値付近で売りが出ますが、小型株はスルッと抜けることがあります。抜けられなかった時はダブルトップになって下落してしまうので最悪なのですが(笑)
※次回記事はwww9945さんの配当銘柄と外国株投資に迫ります。
本記事は取り上げた企業への投資を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。