はじめに

現在の家計状況から将来のお金を予測する

夫婦共働きのご相談者さんは、世帯の手取り月収が40万円です。それに対して、月々の支出合計は24万円で、毎月15万円を貯蓄しているといいます。妻36歳、夫39歳の結婚7年目で、貯蓄残高は1500万円(うち400万円は生命保険の解約返戻金の現在価値)という状況です。

ボーナスからの貯蓄10万円をあわせると、年間の貯蓄額は190万円です。仮に定年退職の年齢が60歳だとして、この生活を夫60歳まであと21年続けると、元金だけでこれから3990万円貯められます。現在の1500万円と合わせると、これだけで5490万円になりますね。そこに、これから払っていく分の保険の解約返戻金や投資の運用益も上乗せされることでしょう。

現在の生活費は、月額24万円ですから年間で288万円です。ボーナス50万円のうち、保険の支払い18万円と、貯蓄10万円を差し引くと、実際に使っているのは22万円ですね。以上より、ご相談者さんの1年間の生活費は現在310万円と計算できます。がん保険と医療保険、終身保険に加入しているので、老後病気になっても、ある程度は保険でカバーできるでしょう。

将来の年金見込み額が夫400万円、妻300万円ならば、65歳以降は年間700万円の収入となるわけですから、お金がどんどん貯まる状況になりそうです。少なくとも、いまの夫婦の暮らしを続けた場合、「老後の費用が足りない」という心配はなさそうだと思いませんか?

念のため、将来の年金額については、「ねんきんネット」を使って、もう一度計算をしてみてください。激務の仕事からの転職歴があるというので何とも言えませんが、現在のご夫婦の年収・年齢から考えると、将来の年金額が大きく見積もられている可能性があります。