はじめに

5G導入本格化で大変革期が到来

一方、最新のWSTSでは、2020年の出荷金額は同5.6%増の4,330億ドルを予想しています。第5世代移動通信システム(5G)の立ち上がりやデータセンター関連投資の回復、次世代ゲーム機の登場などが理由として挙げられます。

半導体出荷金額

5Gについては、すでに昨年からサービスが開始されている国もあります。日本でも今春からサービスが始まる予定です。

この最新の通信システムは、既存の4Gを単にバージョンアップした通信という位置づけではなく、新たな社会インフラとして期待されています。自動車の自動運転、高精細なデータ送信、製造現場を最適化するスマートファクトリー、モニターを活用した遠隔地からの建機操作や手術など、以前であれば想像の世界でしかなかったことが、5Gによって実現できるからです。

世界各国で導入が本格化する中、大きな変革期を迎えることになり、5Gによる新たなサービスに関連する開発投資が増えていくと考えられます。

底打ち局面で期待できる銘柄とは?

筆者は、息の長い投資で投資成果を上げやすくするためには中小型株への長期投資が好ましい、と考えています。

下図は、東証1部上場の全銘柄を、時価総額や流動性を考慮して一定の基準で規模ごとに分けた指数について、期間別のパフォーマンスを示したものです。2000年以降、各指数(月足)を1年間、3年間、5年間、10年間という4つの保有期間に分け、リターンの平均値をとってみました。

期間別パフォーマンス

これを見ると、期間別パフォーマンスにおいて、1年よりも3年、3年よりも5年、10年と、経過年数が長いほど、中小型株は大型株よりも優れた成果を挙げていることがわかります。

中小型株は、フォローするアナリスト数が大型株に比べて少なく、IR活動に積極的ではない企業も散見されます。投資の羅針盤として、アナリストによるレーティングが付与されているような銘柄に投資すると、パフォーマンスは高まりやすいかもしれません。

<文:投資情報部 野原直子>

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