はじめに
目の前の仕事に真摯に取り組むことが、リスクマネジメントにもなる
といっても、貯蓄だけがリスクマネジメントではありません。
今働いている人は、目の前の仕事に真摯に取り組むことは、実は大きなリスクマネジメントになります。
先行きが見えない時代。勤務先がこの先何十年間も安泰とは限りません。誰もがうらやむ安定の大手企業でも、他の会社に買収されて、人員整理が行われる可能性もあるでしょう。
そんなとき、今の仕事を一生懸命がんばって、何かしら結果を出していれば、今の勤務先に残っても、新しい場所にいったとしても、身につけてきた力や職場の方々とのつながりは、大きな財産となるでしょう。
私も2005年に会社員を辞めて独立した際、ゼロからスタートしたつもりだったのですが、思わぬところで、会社員時代のつながりに助けられました。
独立当初、ゼロから仕事の売り込みにいったら、「その会社、私の友達が働いていますよ」といって、筆者の会社員時代の仕事ぶりをリサーチした様子。その結果がどうなるかハラハラでしたが、幸運にもよい方に転んで、やりたかった仕事をすることができました。
そういったことが何度もあり、会社員時代、自分なりに一生懸命取り組んでいてよかった、と思ったものでした。
独立しても、転職しても、仕事は一人だけでは完結せず、誰かと一緒にしていくもの。人と人とのつながりは、思った以上にはりめぐらされています。「目の前の仕事に真摯に取り組むこと」は、そんなつながりを活かすことにつながります。もちろん、自分の実力アップにも必ずなりますよね。目の前の仕事に真摯に取り組むこと、ぜひ心にとめておきたいですね。
以上、リスクマネジメントの上での貯蓄や、今の仕事に対する姿勢についてのアドバイスをお届けしました。先行きが見えない時代に突入しましたが、ぜひ今日から少しずつで、できることを一つずつ進めていきましょう!