はじめに

つみたてNISAでこれからすべきこと

以上を踏まえて、つみたてNISAを使ってこれからすべきことを3つ、まとめて紹介します。

1.下落に焦らず、淡々と積み立てを続ける
コロナウイルスの問題がいつ解決するかはわかりません。早く終息してもらいたいものですが、長引くことも十分考えられます。そして市場もこれからさらに下落するかもしれません。しかし、そうした下落があっても焦らずに、淡々と続けましょう。

そうすることで、安いときはたくさん、高いときは少ししか買わないようになるので、平均購入単価を下げる期待ができます(ドルコスト平均法)。すると、将来値上がりしたときに利益を得やすくなるでしょう。

2.国際分散投資を行う
コロナウイルスの影響で、世界中のどの市場もおおよそ下落しているでしょう。そこから、どれがいち早く回復するか、どれが大きく回復するかはわかりません。ですから、もし国内の資産にしか投資していない、ということであれば、国内だけでなく先進国・新興国に投資する投資信託も一緒に購入していくことをおすすめします。投資先の地域を分散すると、リスクを低減させ、堅実な運用に期待が持てます。

今回、株は国内も海外も全面安になっていますが、米国債の債券価格は急上昇しています(金利は急低下)。株と債券を組み合わせることで、値下がりリスクを低減することが改めて確認されました。

3.下がったら金額を増やすのもあり
コロナウイルスのせいで株価、さらには投資信託の基準価額が下がるのは仕方のない部分があります。しかし、見方を変えれば、本来は考えられない安値で投資信託を買う絶好の機会だということもできるでしょう。こうしたときにむしろたくさん購入しておけば、コロナウイルスの問題の解決後に大きく利益を伸ばす期待ができます。


コロナウイルスの広がりは想像以上で、まだ収束しそうにありません。しかし、つみたてNISAですべきなのは、淡々と続けることにつきます。不安な気持ちはわかりますが、コロナショックもきっと乗り越えられるはず。そう信じて、一緒に乗り切っていきましょう。

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