はじめに

現在50歳未満の方の場合はここをチェック!

(1)老後の年金額はねんきんネットで確認
ずばり聞きたい「老後の年金額はいくら?」です。50歳未満の方には、ねんきん定期便には将来受給する年金見込額は記載されていないのです。替わりに「これまでの加入実績に応じた年金額」が記載されています。

たとえば30歳の方なら、30歳までの加入実績だけをもとに計算されているため、少ないと感じられるでしょうが、年金保険料を納付し続けると、ねんきん定期便に記載されるこの金額も増えていきます。

これから働き方が変わったり、会社員の方なら収入が増減したりすることで、大きく変わってきますので、それらのことをシミュレーションできる「ねんきんネット」で確認するのがよいでしょう。ねんきんネットについては、後ほどご紹介します。

(2)受け取れるのは原則65歳から、繰上げ・繰下げも可
「親は60歳から年金をもらっていたはず」という方もいるでしょうが、2020年時点で50歳未満の方が年金を受給するのは、原則として65歳からになります。

ただし、老齢年金の受給開始時期は60歳~70歳の間で選択でき、60歳~65歳になるまでの間に受給開始を早めると老齢年金は減額され(繰上げ受給)、66歳以降70歳までの間に受給開始を遅らせると増額(繰下げ受給)されます。

(3)自営業の方は「受給資格期間」が120カ月以上かをチェック
自営業の方などは、特に「受給資格期間」をしっかり見ておきましょう。ねんきん定期便を見て「これまでの年金加入期間」の「受給資格期間」の欄が120カ月よりも少ない方は、そのままにしておくと受給できる年齢になっても老齢年金を受給することができません ので必ず確認しましょう。

受給資格期間が120カ月に達したあとも、年金保険料の未納をそのままにしておくと将来の年金額が減ってしまいます ので、納付が難しい場合は年金保険料の免除・納付猶予の制度を活用しましょう 。

50歳以上なら、ねんきん定期便で年金見込額がわかる

(1)老齢年金と見込額
50歳以上の方に対するねんきん定期便には、「老齢年金の見込額」が記載されています。同じ条件が60歳まで継続すると仮定して、それぞれいくら受給できるか見込みの金額が計算されています 。

注意が必要なのは、現時点から60歳までの間、収入がずっとそのままとは限らないことです。会社員は50代前半でお給料額がピークになり、リタイアに向けて下がる傾向にあり、男性の場合は顕著です 。50歳時点での年金見込額より、実際に受け取る年金額は少なくなる可能性があります。逆に、現在60歳以降も最長70歳まで厚生年金に加入して 働き続けていれば、年金額は増えます 。

(2)生年月日によって年金を受け取れる時期が違う?
「いくら受け取れる?」だけでなく、「いつから?」も気になりますよね。老齢年金を受給できるのは、原則として65歳からです。 しかし、生年月日によっては、「特別支給の老齢厚生年金 」として、65歳よりも早く受け取れる可能性があります。「老齢年金の種類と見込額」の欄でこちらも確認しておきましょう。

(3)受給資格期間を確認
受給資格期間の欄を確認するのは、50歳未満の方の場合と同じです。受給資格期間が120カ月よりも少ない方は、65歳までに受給資格期間が120カ月に達すること、すなわち老齢年金を受給できるようになることを最優先の目標にしましょう。

2年以内の未納なら後から納付し、受給資格期間を増やすことができます 。 60歳までに120カ月の要件を満たさない場合、保険料の未納があって老齢基礎年金を満額受給できず少しでも年金額を増やしたいときは、60歳以降でも国民年金に任意加入することができます。