はじめに
トランプ相場で上昇を続けていた株式市場も一服、欧州をはじめ世界の政治情勢も予断を許さない状態が続き、マーケットには、にわかに不透明感が漂ってきました。先行きが読めない状況において、個人投資家が安定した資産運用を行うためにはどうすればよいのでしょうか。
金融市場の動向に詳しいJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社のグローバル・マーケット・ストラテジスト國京彬さんと、同社のクライアント・リレーションシップ・マネジャー上山宮子さんに、大切な資産を守る資産運用法をうかがいました。
ヘルシーな投資を叶える「JPMベスト・インカム」
――世界中の株や債券の中からインカムを狙えるものを選んで分散投資、そして為替ヘッジをするとよいということはわかりました。でも、個人投資家にそんな難しい投資ができるのでしょうか。
上山: 投資信託が選択肢のひとつです。例えば弊社では「JPMベスト・インカム」という商品を用意して、世界80カ国・地域以上の高配当株式や高利回り債券など、約1,800銘柄に分散投資を行っています。
出所:J.P.モルガン・アセット・マネジメント * 組入銘柄数については、2017年2月末基準で開示しています。平均利回り:保有銘柄のうち株式やリート等については配当利回りを、債券等については最終利回りを、各アセットクラスの時価評価額に応じて加重平均したものです。為替ヘッジコスト/プレミアムやその他費用・税金を考慮したものではなく、実際の投資家利回りとは異なります。アセットクラス、組入国・地域は当社グループの判断に基づき分類しています。比率はファンドの純資産総額を100%として計算しています。四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
もちろん分散投資では、ただ投資対象の数を増やせばよいというものではありません。例えば、ラーメンだけの食事は不健康だからと、マヨネーズがたっぷり入ったポテトサラダを追加しても、栄養バランスは偏ったままですよね。単に品数を増やしても食事の質が上がるわけではないのです。
投資も同様で、中身までしっかり吟味して、より効果の高い分散をする必要があります。弊社は世界30カ国以上に運用拠点を持ち、そのネットワークを活用して投資対象を厳しく選別、バランスのとれた“ヘルシーな投資”の実現を目指しています。
――約1,800銘柄というのはすごい数ですね。ベスト・インカムと名が付くほどですから、利回りも高いのでしょうか。
上山: 投資先ファンド「グローバルインカムファンド*」の平均利回りは4.7%となっています(2017年3月末時点)。また、設定来の騰落率は年6.2%です(2017年3月末時点)。
*「JPモルガン・インベストメント・ファンズ-グローバル・インカム・ファンド」を指し、「JPMベスト・インカム」は、同ファンドの「Iクラス(円建て・円ヘッジ)」に投資します。
日本向け商品として設定されたのは2014年9月とまだ歴史が浅いのですが、投資先ファンド「グローバルインカムファンド」は9年の実績があります。おかげさまで、世界で多くのお客さまの支持をいただき、戦略全体の運用資産も4兆円を超えました(2017年2月末時点)。
――たしかに、相場が青信号から黄色や赤に変わるかもしれない局面ではインカム狙いの投資がよさそうですね。でもいつかまた、わかりやすい上昇相場がやって来ることも考えられます。そのときは値上がり益を狙う別の商品に乗り換えた方がよいのでしょうか?
上山: JPMベスト・インカムの投資先ファンドでは相場の状況に応じて投資配分を機動的に変えています。
例えば、2008年末のリーマン・ショック直後はハイ・イールド債券や投資適格債券、転換社債(CB)といった守りの性格が強い債券の比率を高めていましたが、欧州債務問題が落ち着いた2013年半ばからは配当利回りが高い欧州株などを増やしています。
また昨年の夏場以降には、世界的な景気回復、金利上昇を予想し、先進国株式全体への投資を増やしました。新興国株式も一部取り入れています。
出所:J.P.モルガン・アセット・マネジメント * 比率は投資先ファンドの純資産額を100%として計算しています。アセットクラスは当社グループの判断に基づき分類しています。
要するに、いちいち乗り換えずとも、相場が赤信号や黄信号のときはそれに応じた守りの投資を、青信号になればインカムに加えて値上がり益も意識した攻めの投資へと機動的に配分を変えていくので、プロの運用に「おまかせ」いただけるというわけです。
積立投資や長期投資を前提とするNISA(少額投資非課税制度)や未成年者向けのジュニアNISAの選択肢としてもご検討いただけるファンドです。
安心して任せられる運用先を選ぶ
――なるほど。私たち個人投資家は四六時中、マーケットのことばかり考えてもいられませんし、「おまかせ」していればその時々の相場に最適な投資をしてくれるのであれば心強いです。
國京: 日本の個人投資家は相場の状況に関係なく、常に青信号向けの攻めの投資を続けている傾向が強いように思います。上昇時のリターンを大きくすることばかりを重視しすぎて、下落時のリスクを抑える考え方が根付いていないのです。相場が強いときはよいのですが、こうした姿勢一辺倒だと、下落に転じたときに手痛い損失を被ってしまう可能性があります。
攻めと守りはバランスが大切なので、相場の状況に応じて配分を調節することは意識してほしいですね。それが難しい場合は、調節までおまかせできる金融商品を選ぶのも解決策のひとつだと思います。
上山: ご紹介した「JPMベスト・インカム」は、J.P.モルガン・アセット・マネジメントのグローバルネットワークを活用し、各資産の運用チームの運用力を結集した商品です。だからこそ、1,800を超える銘柄への分散を機動的に行うことが可能になるのです。
――こんなに幅広い銘柄を機動的に運用してくれるのであれば、ある程度のコストを払う価値がありそうですね。
上山: コストが低い商品が必ずしも良い商品とは限りません。コストに見合う運用体制、運用実績になっているかどうかが大事だと思います。「JPMベスト・インカム」では、言ってみれば、J.P.モルガンの運用担当者約100人(2016年12月末現在)を、自分の資産運用のためにお抱えで雇っている、そんな風に感じていただくこともできるかと思います。
――機敏な対応が難しい個人投資家にはありがたい運用体制ですね。日々働いて得た大切なお金ですから、安心して任せられる運用先を厳選したいと思います。どうもありがとうございました。
株式の配当や債券の利息などのインカムを積み上げながら、安定した収益獲得を目指す「JPMベスト・インカム」。市場環境の変化に応じて、インカムだけでなく値上がり益も目指せるように投資先の資産配分を機動的に変えていくので、運用を「おまかせ」したい投資初心者にもご提案できる商品です。
設定来のリターンも6.2%(2017年3月末時点)と好成績。不安定な相場への備えとして、バランスのとれた運用レシピでヘルシーな投資を始めてみませんか。
MONEY PLUS プレゼントアンケート
「JPMベスト・インカム(毎月決算型)」、「JPMベスト・インカム(年1回決算型)」の「投資リスク」・「ファンドの費用」について、こちらを必ずご覧ください。
当ファンドは、投資先ファンド「グローバルインカムファンド」を通じて実質的な運用を行います。
本記事では、投資先ファンドである「JPモルガン・インベストメント・ファンズ-グローバル・インカム・ファンド」(各シェアクラスを統合したファンド全体)または、その「Iクラス(円建て、円ヘッジ)」を「グローバルインカムファンド」といいます。
J.P.モルガンとは、J.P.モルガン・チェース・アンド・カンパニーおよびその各国子会社または関連会社のマーケティングネームです。J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。
記事内資料のデータ・分析等は過去の実績や将来の予測、作成時点におけるJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社および、J.P.モルガングループの判断を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動等を示唆・保証するものではありません。
商号等:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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