はじめに

激化する動画ストリーミング市場

アプリカテゴリ全体は1月から比較しても右肩上がりで成長しています。エンターテイメントアプリのダウンロード数は、アプリ全体のダウンロード数と比例して増加。昨年の同時期と比較すると約28%増加の5,640万ダウンロードを記録(2019年3月対比)するなど、おうち時間の増加により動画ストリーミング市場が盛り上がっています。

動画ストリーミングサービスは、「Amazon Prime Video」、「Netflix」、「Hulu」、「TVer」、「Paravi」、「Abema TV」と海外勢と日本勢が複数存在する競争市場ですが、今後、Disney の展開するストリーミングサービス「Disney+」が日本に上陸することが決定しており、さらに競争環境が激化することが予想されます。(Disney+ の欧米での動向についてはこちらのブログ)。

前年の同時期と比較してダウンロード数が急上昇した動画ストリーミングアプリのランキングをみると、おうち時間が増える中、無料コンテンツを開放したアプリのランクインが目立ちます。

ブレイクランキングで1位となった「Paravi」は、無観客試合での実施となったプロ野球の公式戦を無料配信したことや、ドラマや映画などのコンテンツを楽しむユーザーが増加したことが好調の要因と考えられます。

また、3位にランクインした「NHKプラス」は新型コロナウイルス関連の情報を集める際に使用するユーザーが増えたことが要因の可能性あります。

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