はじめに
考えずに繰上げ受給をすると、悲惨な現実に
もし、60歳から年金を繰上げ受給して、「できるだけ元気な間に楽しんでしまおう!」と使ってしまうと、その後の生活が大変なことになります。たしかに60代前半は、再雇用でお金に余裕はでるかも知れません。しかし、60歳で年金を繰上げ受給すると、30%の減額になります(2022年より減額率は24%に改定)。年金は168万円です。つまり月額14万円で生活をすることになってしまいます。
70歳以降かなり厳しい生活が待っていると言っていいでしょう。要介護になってしまうとさらに悲惨になってくると想像されます。このシュミレーションですと繰上げ受給を考えない方が賢明だということがわかります。
元気なうちも楽しく、そして死ぬまで楽しく暮らせる老後資金の考え方
人の寿命と同じで、介護は、いつから始まり、いつまで続くのか予測ができません。楽しい老後生活を送るには、やはり生活にゆとりがあるということがとても大切になってきます。
たしかに、元気なうちに旅行など、いろんなことを楽しみたいです。しかし、その後も人生は続くのです。最後まで楽しかったと思える一生を過ごすためにも年金を繰下げ受給してお金を増やすことを検討してはどうでしょうか。