はじめに

個人事業主の「明」と「暗」からの検討

個人事業主の大きなメリットは、定年を自分で決められることでしょう。健康であれば65歳で引退する必要はありません。65歳以降も収入があれば、今回の試算よりも余裕がある可能性があります。事業が好調であれば、より多く、より早く貯蓄できる可能性もあります。

今回の試算は、今後の収入を「現状維持」として検討してきました。私たちは、これまでも大きな地震や自然災害、金融危機等で経済活動が落ち込む経験をしてきましたが、新型コロナウイルスの流行により、世界的な規模で生命の危機と経済活動の停止という、未曾有の経験をしました。
個人事業主の大きな心配事は、事業の継続の不確実さではないでしょうか。

子育てには、お金には代えられない楽しみや幸せもあることと思います。ご夫婦で事業を起こしてきたバイタリティのあるお二人です。どうぞよく話し合ってみてください。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

この記事の感想を教えてください。